自然素材の二世帯住宅

母の周りにはカクニシさんで家を建てたという知人が多くて、完成した家も見ていて 「いいなぁ」と思っていましたし、何より皆さんがおすすめしてくれていたので、家を建てるならカクニシさんに相談してみようというのは前から決めていました。 まずは話だけでも聞いてみようと展示場に行ってみたらとても印象が良くて、親身になって詳しく、分かりやすく説明してくれる姿勢に好感を持ちました。 担当してくれた営業の津吹さんも誠実で話やすかったので、ことのほかスムーズに話が進みました。

住宅雑誌やテレビ番組を見て、いつか家を建てるなら自然素材の家がいいね、 というのは前から家族みんなで話していたんです。 カクニシさんの本社横にある展示場は自然素材でつくられていたので、それを見て 「やっぱりいいなぁ」と。 無垢材の家を専門に扱っている住宅メーカーもありますが、コストやサービス、性能品質の面でカクニシさんにお願いしようと決めました。

最初に伝えたコンセプトは「新建材を使わない、木と自然素材の家」でした。設計担当の方からも積極的に様々なアイデアを提案してくれました。 床材はヒノキ材のフローリング、壁は健康効果もうたわれているダイアトーマスという塗り壁にしてもらいました。ドアや障子などは鹿沼市の職人さんが手づくり で作ってくれた無垢材の建具です。 設計さんからの提案でリビング収納の扉は上下で木目を揃えてくれて、一見すると木の壁のように見えて、とても気に入っています。 取っ手にまでこだわって木で作ってくれました。これは手すりにもなるデザインで使い勝手もいいんですよ。リビングの格子戸も美しく、鹿沼の職人技術はすごいなと感心しています。

以前テレビで見て、ぜひ採用したいと思っていたのが基礎そのものをあたためる 「サーマ・スラブ」です。安価な深夜電力だけでコンクリートの基礎をあたためて、床の通気口から暖気を循環させる仕組みです。家全体が常に20 度前後に保たれるのでとても快適でした。日光市なので冬の寒さは厳しいのですが、家にいると全く感じません。朝、洗濯を干しに外へ出るとあまりの温度差に驚きますよ（笑

父の希望で和室もこだわっています。本格的ですがリビングのデザインに合う雰囲気してもらいました。 もちろん無垢の木や塗り壁といった自然素材を使い、障子は建具職人さんの力作で、桟が細くモダンに見えるデザインになっています。 また、外のポーチの軒天井を無垢材にしたのも父のこだわりでした。外観の見た目が引き締まって、私も良かったと思います。

母の方はよく考えられた収納計画と生活動線の使いやすさに感動しています。 家族がみんな集まれるようにリビングは畳にしてもらったのですが、その床下は収納になっていてとても便利ですね。

こうしたいと夢見ていたことはほとんど実現できたと思います。これだけの内容ですがカクニシさんも金額的にかなり頑張ってくれて、 予算内に納めてくれました。遊びに来る人みんなが感動して行く姿を見ると、建ててよかったと心から思いますよ。

まだ住み始めて数ヶ月ですが、もう木の色が変化してきたことがわかります。自然素材家は時間が経つごとに味わいが出てくるので、 変化を楽しみながら暮らしていきたいと思っています。