三世帯が暮らすバリアフリーの平屋を。
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今までは私たち夫婦と娘夫婦、私たちの両親の三世帯で同居していましたが、娘夫婦に子どもが生まれること、家が古く住みにくかったことや、 介護のため車いすへの対応を考えなければならなくなったため、建て替えを決めました。 幸い土地に余裕があったため、バリアフリーを重視した平屋で三世帯がコンパクトに暮らす家を計画しました。
実は夫は大工の棟梁として長年カクニシの仕事をしていますので、初めからカクニシにお任せしました。 営業さんは話しやすく親身になってくれますし、監督さんも顔見知りですので安心して進めることができました。
家づくりは私がデザインをイメージして、思い通りのプランを考え、主人に技術的なアドバイスをもらいながら、 設計さんに図面を描いてもらうというように、力を合わせて進めました。
日光の自然を取り込む、大パノラマのリビング。
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川に面して南東に眺望が開けた土地ですので、家の中心となる共有のリビングは思い切って窓を大きく取った明るい空間を考えました。 構造面で工夫してもらったおかげで幅5.4mの天井までの大開口を実現することができ、日光の山々の紅葉や、美しい自然が眺められる理想のリビングになりました。 日光の山の中ですので、星空は本当に綺麗なんですよ。
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三世帯住宅ではありますが、娘夫婦との同居ですのでダイニング・キッチン・水廻りを共有しています。娘世帯用のリビングスペースも設けましたが、 一緒に食事をして共有リビングでくつろぎ、私たちも孫の世話を手伝ったりと気兼ねなく交流しています。
雪深い地域ですので、寒さの対策も重要なポイントでした。共有のリビングに蓄熱暖房を1台設置したのですが、これがとても暖かくて、戸を開け放っておけば家じゅうが暖まります。 以前は電気・ガス・灯油を使っていましたが、この機会にオール電化にしたところ、暖房費も含む光熱費が以前の3分の1以下になりました。気密・断熱性能が良いこともあるのだと思います。
随所にこだわりを詰め込みました。
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お客様を迎える玄関は印象的にしたかったので、正面の壁はモデルハウスで見て気に入っていた大谷石貼りを取り入れました。 所々に目の粗い石を混ぜてアクセントをつけています。床はアカシアの無垢材で、個性的な木目が大谷石と合い、イメージ通りの玄関ができました。
娘夫婦のスペースはコンパクトですが単調にならないように、天井を折り上げたり、壁を石張りにしてスリット型の窓をつけるなど工夫しています。
細かいところまで私たちのイメージをそのまま実現することができて、とても満足しています。家が完成してからも、 ウッドデッキに色を塗ったり、デッキに屋根をつけたりとDIYで手を加えながら楽しんでいます。