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屋根下葺材:ニューライナールーフィングについて

 

みなさま、こんにちは。
カクニシビルダー品質管理部の岡田です。

 

 

今回は、弊社で使用している屋根下葺材(やねしたぶきざい)ついてお話します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

屋根下葺材とは?

屋根下葺材とは、屋根材の下に敷く防水シートや板材のことです。

屋根の見えない部分に使われる材料で、主な役割は「防水」「屋根材の補助」「結露防止・通気性」の確保です。

 

よく使用される屋根下葺材に、アスファルト系ルーフィングがあります。

アスファルト系ルーフィングは、主に以下の3種類です。

 

・アスファルトルーフィング       ・・・紙にアスファルトを染み込ませたルーフィングで、安価で防水性にも優れる

・改質アスファルトルーフィング     ・・・アスファルトにゴムなどを加え、耐久性を高めたルーフィング

・粘着層付改質アスファルトルーフィング ・・・改質アスファルトルーフィングの裏面に粘着層を設けたルーフィング

 

今回は、改質アスファルトルーフィングに分類される【ニューライナールーフィング】についてお話します。

 

 

製品概要

ニューライナールーフィングは、田島ルーフィング株式会社で製造されている屋根下葺材です。

表面被覆材として、合成繊維不織布基材と高品質のアスファルトを使用しています。

中核の改質アスファルトは、釘穴シーリング性に優れており、感温比が小さく、高温時・低温時の温度変化の影響を受けにくい特徴があります。

冬期低温時においても柔軟性があり、入隅直角部でも折れ切れがしにくいです。

また、軽量なので高所勾配面での作業時取り扱いが容易です。

 

 

 

 

 

製品特徴

 

 

 

 

下葺材の重要な特性は、釘穴シーリング性です。

屋根工事では、屋根材や瓦桟の固定などに釘を用いるため、数多くの釘が下葺材を貫通します。

下葺材は、釘穴からの雨水の浸入を防ぐために使用されます。

ニューライナールーフィングは釘穴シーリング性を高めるため、高品質の改質アスファルトを用いています。

 

 

 

 

 

耐用年数の根拠

ニューライナールーフィングは、改質アスファルトルーフィングの先駆けとなった下葺材で、

改質アスファルト層を不織布と原紙で挟み込むことで、防水性・耐久性ともに優れた品質です。

一方、アスファルトルーフィング940の防水性能を担っているのは、アスファルトです。

アスファルトは経年劣化すると当初の柔軟性を失い、次第に防水性能が衰えていきます。

ニューライナールーフィングに用いられている改質アスファルトは、アスファルトに比べ2~ 3倍の柔軟性と耐久性を持っています。

経年劣化については、実棟から採取したサンプルによる試験と、試験室での促進劣化させたサンプルによる試験によって評価しています。

試験結果から30年の耐久性があることが確認されています。

 

 

 

 

 

一般資材との違い

下葺材は屋根に用いられるため、外気温の温度差や時間の経過による膨張・収縮が少ないことが重要になります。

伸縮量が多いと釘やステープルの穴が拡張することもあり、防水性能の低下を招く恐れがあります。

ニューライナールーフィングは高品質の合成繊維不織布を用いるため、寸法変化が小さくなっています。

 

 

 

 

 

メンテナンス

屋根全体を30年以上メンテナンスしない場合は、高耐久な屋根材を用いる必要があります。

メンテナンスを行う場合は、屋根材のメンテナンスに合わせて行います。

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

カクニシビルダーでは、耐久性やメンテンナスを踏まえ、見えない部分にもこだわりを持って施工しております。

 

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

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