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無垢フロア・挽板フロア・突板フロアの違いとは?

 

みなさま、こんにちは!

カクニシビルダー品質管理部の林です。

 

カクニシビルダーのブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

 

 

今回私の方では、

無垢(むく)フロア・挽板(ひきいた)フロア・突板(つきいた)フロアの違い

についてお話させていただきます。

フロア選びの参考にしていただければ幸いです。

 

各フロア材の定義

まず、それぞれのフロア材の定義です。

 

  • 無垢板(むくいた)

木を継ぎ足したり重ねたりしていない、そのままの木材の板こと。

 

  • 挽板(ひきいた)

2㎜ほどの厚みの木を切り出して合板の上に貼り付けた板のこと。

 

  • 突板(つきいた)

0.3㎜~0.5㎜ほどに薄くスライスした木を合板の上に貼り付けた板のこと。

 

 

このように、木の部分の厚みによって種類が分けられています。

 

 

各フロアの特徴

次に、それぞれの特徴について説明いたします。

 

無垢フロア

 

 

上記写真は、無垢のチーク材のフロアを施工した物件になります。

 

無垢の木材を切り出しフローリング材として形成する為、無垢材の質感を十分に感じられるというメリットがあります。

無垢の木材100%で製造する為、表面の硬さや価格帯は材質によって大きく変わるのが特徴でもあります。

 

  • 長所

安価なものから高価なものまでラインナップが幅広い。

温かみがあり冬場でもひんやりとしづらい。

香り、触感が良い。

調湿作用があり湿度の過度な上昇を制御できる。

 

  • 短所

巾に対する収縮が必ずおこる。

割れ・反り・曲り・ヤニなど無垢材特有の現象が必ずおこる。

 

 

挽板フロア

 

 

上記写真は、挽板のオーク材のフロアを施工した物件になります。

 

表層部分の無垢材が化粧面になっており、見た目には無垢フローリングと見分けが付きません。

無垢材の木質感と合板基材の機能性を併せ持っているのが特徴になります。

 

  • 長所

寸法安定性が高く、無垢材の経年変化も楽しめる。

無塗装・オイル塗装・ガラス塗料など木の質感を失わない様々な塗装が選択可能。

床暖房対応品もある。

 

  • 短所

無垢板と比べても思ったほど安価ではない。

キズがつきやすく、無垢板と同様にメンテナンスが必要。

 

 

突板フロア

 

 

上記写真は、突板のアカシア材のフロアを施工した物件になります。

 

基材には合板を使用しており、突板の木の違いによって色や木目が様々です。

表層面を保護する為にウレタン樹脂による塗装が施されており、メーカーによっては塗膜を強化することにより耐摩耗性能を向上させた商品も販売されているのが特徴になります。

 

  • 長所

価格は安価。

ワックス不要・耐キャスターなどの機能がついているフローリングもあり手入れが簡単。

経年や季節を通じての寸法変化がほとんどなく、寸法安定性が高い。

 

  • 短所

木目の深みが出ない為、質感は無垢材・挽板に比べると劣る。

無垢板・挽板に比べると表面が冷たい。

無垢板・挽板の経年変化は『味』が出る。突板経年変化は『劣化』。

 

 

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

カクニシビルダーのSRにはたくさんの床材サンプルがございます。

ぜひ手に取って質感や色合いなど体感していただければと思います。

 

また、多くの施工事例も準備してありますので、スタッフに気兼ねなくお声がけください。

最適なフロア材をご提案させていただきます。

 

 

 

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