とちぎにあるサーッキット場《中編》
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こんにちは、設計室伊澤です。
12月に入りましたね、もう今年もあと数日で終わろうとしております。
早いですね、何か年々1年が早く過ぎてゆく気がする今日この頃です。
栃木県茂木町にサーッキット場としてオープンしました【ツインリンクもてぎ】。
今では様々な施設ができ、【モビリティリゾートもてぎ】として広大な敷地のテーマパークになったその中の施設『ホンダコレクションホール』のお話を前回させて頂きました。
今回は、その続きになります。
前回のブログはこちら➡『とちぎにあるサーッキット場《前編》』
戦後まもなく始まったHONDA。
最初は、自転車に補助エンジンを搭載するエンジン造りから始まり、「個性のない技術は、価値が低い」とか「同じ苦労をするなら先にした方がいい」などの数々の名言を残しながら、現在に至るまでの歴史が垣間見られるここ『ホンダコレクションホール』。
前回ご案内した二輪だけでなく四輪も沢山の展示があります。
歴代の時代を彩った市販車も沢山ありますが、創業者の本田宗一郎が「レースをやらなければクルマはよくならない」という言葉を述べていたように、その時代に活躍したレーシングカーも多数展示されております。
こちらはあのシビックですね。
歴代のシビックがカラフルに展示されております。
形はシビックですが、コースに出ると<凄いシビック>に変身するのでしょうね。
こちらはNSXです。
こちらのNSXですが、F1参戦をしていたホンダはその技術で国産のスポーツカ-が出来ないか検討し、エンジンをFFでもないFRでもない運転席の後ろに搭載するミッドシップエンジンにしたり、ボディ-をオールアルミにするなど様々な研究がされた仕様で、なんと栃木県の高根沢工場で生産されていたそうです。
当時、ホンダがエンジンを供給していたF-1チームのドライバーのアイルトン・セナや中島悟がテストドライバーとして開発に参加していたそうです。
レース場では、水を得た魚のようだったのでしょうね。
こちらのNSXは、1995年のル・マン24時間耐久レースで優勝を飾った四輪です。
95年型NSXをベースに開発され、雨天の困難なレースで日本人選手が活躍されたそうです。
こちらは、初代のF1マシン。
真っ白なボディに日の丸の赤が映えるそのマシンは日本メーカーの参戦を鮮烈にアピ-ルした事でしょう。
こちらは1983年にF1優勝したホンダ201C。
幅広のスリックタイヤが生々しいですね。
これがレースでは溶けて、グリップ力を上げているのですね。
このでかいスリックタイヤ4本、レース中では溶けて減るので当然途中で交換するのですが、どのくらいの時間がかかるか聞いておったまげました!
なななんと、2秒だそうです!
これも凄い技術ですね~
真っ黒いボディ-が精悍さを醸し出しているこちらは、長いことレース界をけん引してきた中島悟が搭乗してF2選手権でシリーズチャンピオンを獲得した四輪です。
こちらはホンダがマクラーレンにエンジンを供給して、アイルトン・セナ、アラン・プロストというトップドライバーが搭乗し、16戦15勝という圧倒的な強さでタイトルを獲得したマシンです。
アイルトン・セナといえば、ブラジル出身のドライバーで音速の貴公子とも呼ばれ、F1レーサーとしてしばらく君臨していましたが、1994年のレースで残念ながら事故で亡くなりました。
34歳という若さだったそうです。
フォーミュラーカーが宙に舞い上がり、コンクリートの塀にぶつかる光景は今でも思い出します。
皆様、運転にはくれぐれも注意しましょう。
中島悟、鈴木亜久里と来れば、次に上がる名前は「佐藤琢磨」ではないでしょうか。
こちらのマシンは、その佐藤琢磨がアジア人として初めてアメリカでのレース『2017年インディ500』で優勝した時のマシンで、近くの大型ビジョンではその時のレース模様を映し出していました。
フルコースコーションというアクシデントが11度もあり、その間はスピードも出せず追い抜きもできない中、約800kmの道のりを最高時速380kmで駆け抜けていく戦いで、佐藤琢磨は見事にこのマシンで頂点に立ったのは意外と最近の出来事ですね。
楽しかった『ホンダコレクションホール』を後にして次の所に移動中、閉まっている車の窓から凄い爆音が。
車を停めて外に出てみると、なんと・・・
今まで見ていたフォーミュラーカーが数十台走っているではありませんか。
何かの練習走行だと思いますが、目の前を駆け抜けていくエンジン音は独特で、高い機械音で爆音なのですが何かワクワクさえ感じる心地よい音です。
頭の中は【T-SQUAREの「TRUTH」】がガンガン流れてました。
見ていた所が丁度コーナーで、抜いていく所も見られて、
『テールtoノーズで空気抵抗を減らして、コーナーはアウトサイドインにコースを取り、ヒール&トーで回転数を下げずコーナー立ち上がりから抜き去る!』
昔、誰かから聞いたこの攻め方を思い出し、しばし見入ってしまいました。
続きまして次の施設へといこうと思ったのですが、今回も具材が沢山ありましたのでここまでに致します。
【モビリティリゾートもてぎ】は、まだまだご紹介したい施設・アクティビティーがあります。
お子様が楽しめるこんな所や、ご家族で楽しめるあんな所も・・・
次回は、『とちぎにあるサーッキット場《後編》』
お楽しみに。
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