注文住宅で二世帯住宅!完全分離型のメリットとデメリットを徹底解説
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注文住宅を建てる際、二世帯住宅について検討する方も多いことでしょう。特に、完全分離型の二世帯住宅は、お互いのプライバシーを確保しながら、それぞれの世帯が同居しながらも、別の快適な生活を送ることができるとして人気です。玄関やリビング、ダイニング、キッチン、洗面室など、すべての生活スペースが2世帯分あるため、世帯の生活を分けることができ、それぞれの好みに合った間取りやデザインを実現することができます。
二世帯住宅のスタイルやタイプはいくつかありますが、今回は、完全分離型の二世帯住宅に焦点を当てて解説していきます。本記事では、完全分離型の二世帯住宅のメリット・デメリットを徹底解説します。また、注文住宅の二世帯に役立つ選び方のポイントやリフォーム費用の参考情報もご紹介します。是非、二世帯生活を考えている方にとって有益な情報になっていますので、最後までご覧ください。
注文住宅で二世帯生活をスムーズに!完全分離型のメリットと選び方をご紹介!
注文住宅を建てる際に、二世帯での生活をスムーズに行うためには、完全分離型の住まいがおすすめです。まずはじめに、完全分離型の二世帯住宅を選ぶ際のポイントやメリットについて詳しくご紹介します。間取りやリフォーム費用など、注文住宅の二世帯で役立つ情報を解説していきます。二世帯住宅に興味のある方や検討中の方はぜひお読みください。
完全分離型二世帯住宅のいい選び方のコツ
まずはじめに、いい完全分離型二世帯住宅にするためのコツをいくつかご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
場所とアクセス環境の決め方
まずはじめに、完全分離型二世帯住宅の場所と周辺環境のアクセスを確認しましょう。これから何十年と家族と一緒に住んでいく中で、便利な場所とアクセスのよさは、とても重要になってきます。
土地を選ぶ際に、注目すべき部分は、
- その家から通勤や通学にかかる時間
- 近くの駅は徒歩何分圏内か
- 買い物をするスーパーや商店までどのくらい時間がかかるか
- 周辺道路の交通状況はどうか
- 昼夜ともに、歩いて不審者がいないかどうか
これらに注意して場所を選んでみましょう。
便利な場所に住むことで、通勤や通学時間の削減につながり、日常生活の利便性向上につながります。また、いいアクセス環境にある住宅や、都市部、交通の便がいい地域に属する住宅というのは、長期的な価値を持つ可能性が高く、不動産の投資価値も高くなることがあり、将来的な売却価格が高い傾向にあるので、その土地を手放す際にも、役に立ちます。
便利な場所とアクセス環境は、生活の利便性と不動産価値を向上させる重要な要素になるので、これらを考慮して完全分離型の二世帯住宅の場所を選ぶことが賢明です。
間取りとサイズ
完全分離型二世帯住宅を選ぶ際に、次に考慮すべきポイントは、間取りとサイズです。まずは、それぞれの世帯が快適に生活できるような間取りを検討しましょう。二世帯住宅の間取りとサイズは、家族のニーズに合致することが大切です。
間取りやサイズが家族の生活に合わない場合、ストレスや不便が生じる可能性があります。部屋の数や広さ、収納スペースなどは、家族の構成やライフスタイルに応じて選びましょう。
以下、完全分離型二世帯住宅の大きさの目安をご紹介します。
(祖父母・夫婦・子ども2人の6人二世帯住宅を想定)
- リビングダイニングキッチン:12畳×2部屋
- 寝室:8畳×2部屋
- 子ども部屋:5畳×2部屋
- ユーリティスペース:3畳×2部屋
合計で、56畳なので、おおよそ約44.8~50.4坪の大きさが必要になります。
子どものいる家庭では子ども部屋が必要であり、子どもの成長に合わせて間取りが変えられるようにする必要が出てくるでしょう。また、高齢の方と住む場合には、手すりやバリアフリーなどの高齢者向けの設備が必要な場合もあります。大きな介護ベットや車いすなどを置く必要もあるかもしれません。
上記のおおよその大きさをご紹介しましたが、各家族の生活に必要な大きさはご家族の健康状況や生活スタイルによって異なるので、実際に自分たちが住みやすい大きさに関しては、実際の住む状況を鮮明に想像しながら、計画をすることをおすすめします。
このように、完全分離型の二世帯住宅での間取りやサイズについては、住む人の年齢や生活スタイルに合わせて、必要なスペースと機能を確保し、快適な生活を実現できる間取りとサイズを考えておきましょう。
デザイン
つづいて、住宅のデザインに関して解説します。一緒に暮らす家族と言えど、好きな色やデザインはそれぞれ違うことでしょう。各個人の意見を尊重しすぎて、住空間のデザインがチグハグになって、落ち着きのない空間になってしまうこともしばしばあります。
家族みんなの意見を合わせることはとても難しいことですが、快適な二世帯住宅生活を送るためにも、核となるデザインを決め、それぞれの意見をうまく合わせてまとめたデザインを取り入れられるといいでしょう。
デザインに困った場合には、建築のプロである設計士や、インテリアコーディネーターなどにお任せするのが一番いいかもしれません。カクニシビルダーの場合は、プロの設計士がいますので、デザインに関してもお気軽にご相談ください。
共有スペースと設備の決め方
次に、完全分離型の二世帯住宅の共有スペースと設備の決め方について解説します。
共有スペースと設備は、二世帯住宅での快適な共同生活を支える重要な要素です。共有スペースや設備の質と利便性が、二世帯一緒に住む上でのストレスを軽減させます。また、家族がリラックスできる場所としての機能を果たし、コミュニケーションを促進することができます。
まずは、「駐車場」「庭」「ランドリールーム」「キッチン」で、家族間での生活や協力がスムーズに行えるか、自由に過ごすことができるかどうかを検討しましょう。完全分離型の二世帯住宅の場合、完全に分離されている状態なので、共有スペースがほとんどなく、設備が各2セットある状況になりますが、家族の健康状態や生活スタイルに合わせて、共有スペースを設けたり、増やしたり、減らしたり、自分たちに合ったスタイルを選択することをおすすめします。
お嫁さんの家事のやり方と、お姑さんの家事のやり方で異なる場合、仲が悪くなったり、お嫁さんが暮らしにくくなって、最悪の場合、離婚の危機に陥る可能性も無きにしも非ずなので、共有スペースや設備に関しては、家にいることが多い奥様やお姑さんなどの意見を尊重し、計画するようにしましょう。
建物の状態とメンテナンスについて
次に、建物の状態とこれからのメンテナンスに関して解説していきます。これから住む建物の状態と定期的なメンテナンスは、長期的な暮らしを考える上でとても重要です。
完全分離型の二世帯住宅で新築にする場合、新しい設備や構造なので、あまり心配はしなくてもいいですが、中古物件を購入する場合や、既存の住宅、実家の場合は、建物が適切な状態であるか、メンテナンスがしっかりと行われているかどうかを確認しましょう。
確認すべき部分は、
- 建物の構造
- 屋根
- 配管
- 電気系統
などを点検し、将来的な修理費用を予測することが必要です。
適切なメンテナンスが行われていない建物の場合は、時間の経過とともに建物の質が低下し、修理や改装が必要になる可能性が高まります。建物の状態と定期的なメンテナンスに注意を払うことは、将来の不安定要因を減らすことにつながります。もし、完全分離型の二世帯住宅で、中古物件を購入する場合や、実家をリフォームする場合には、建物の健康状態を確認し、必要なケアを怠らないようにしましょう。
予算の決め方
次に完全分離型の二世帯住宅の予算に関して解説します。住宅にかかる費用や予算の管理も大切なポイントです。既存の家や実家で、二世帯の生活を考える場合、建物のリフォームや改造、リノベーションが必要になることもありますので、事前に工事の予算や費用を考慮して計画を立てる必要があります。建設会社や工務店との相談や見積もりをしっかりと行い、費用の管理やコスト面に注意しましょう。
多くの人が悩むことが、予算がオーバーしてしまうということです。近年のコロナの影響により、建築物資の価格高騰から、土地の高騰、また光熱費などの上昇など、さまざまな物の値段が上がっていることから、最近は予算オーバーで悩まれる方が非常に多いです。この予算オーバーを回避するために、上手な予算の組み方を解説します。
建物にかかる工事費用のほか、「引っ越し費用」「家具購入費用」「保険費用」「税金」「土地購入費用」「外構費用」「その他諸経費」など総合的な費用をあらかじめ計算し、将来の支出を見越して、予算を組むと、無理のない予算を組むことができます。
これから住むこの完全分離型の二世帯住宅の家で、月々の支払が毎月いくらになるのかを把握しておくことで、住み始めてから家計が厳しくなり、苦しい生活を余儀なくされるということがなくなります。ですので、予算を明確にし、費用をトータルで計算しておき、家計の安定と将来の安心感を確保しておきましょう。
しっかりと予算を決めることができれば、建築会社や工務店との打ち合わせでも、スムーズにすすめることができることでしょう。
余談:二世帯住宅へリフォームする場合の注意点
中古物件や既存の実家を二世帯住宅へリフォーム、リノベーションする方へ、二世帯住宅を快適に過ごすためのいくつか注意点をご紹介します。
二世帯住宅リフォーム費用の目安
まず、リフォームをする物件状態や、建築年数、どの部分をリフォームするかによって、設計や施工、工程が異なり、リフォーム費用も変わってくるので、リフォームの経験が豊富な建築会社や工務店に相談することをおすすめします。
一般的に、リフォームの費用は、二世帯分のスペースをしっかりと確保する工事になるため、通常の戸建てリフォームに比べて費用が高くなる傾向にあります。具体的な費用に関しては、希望する間取りやデザインなどによって異なるので、詳しく金額を知りたい方は、お気軽にカクニシビルダーへお問合せください。
二世帯住宅リフォームの注意点
二世帯住宅にするために、リフォームをする場合には注意点があります。
まず、設計や施工の段階で、世帯間の音の漏れや臭いなど、お互いが不快に感じる可能性のある問題を防ぐために、しっかりと対策を考慮する必要があります。とくに、ご高齢の方の場合、身なりをしっかりと整えられなくなったり、トイレの始末がしっかりとできなくなったりすることがあるので、生活臭や生理現象の音に関して、気になってしまう場合があるので、お互いが不快に感じない設計はどんな設計なのかを事前に確認することが大切です。
また、リフォームにおける工期や費用の見積もりにも注意が必要です。リフォーム費用は間取りやデザインによって異なるため、専門家に相談しながら細かく計画を練ることが理想的です。
新築と違い、リフォーム工事は、複雑な工事が多いので、工期延長や費用増加といった問題が起きかねません。このような問題を避けるためにも、まずは信頼できるリフォーム業者を選ぶようにしましょう。また、事前に複数の業者との比較や、口コミのチェックを行い、理想の二世帯生活を送れるように検討するようにしましょう。
完全分離型二世帯住宅のメリット
では、次に完全分離型の二世帯住宅のメリットをいくつかご紹介します。
経済的な負担の軽減
二世帯住宅の一番のメリットは、経済負担の軽減です。完全分離型の二世帯住宅の場合、建設費用が高く、光熱費や保険料、家具など二重に費用がかさみ、単一世帯住宅に比べて費用は高くなってしまいますが、二世帯で生活費を分けたり、住宅ローンや固定費を分担したりすることで、家計の圧迫から解放されることにつながり、費用を抑えることができます。
また、共有スペースを増やせば増やすほど、経済的な負担が軽くなるので、完全分離型の二世帯住宅の場合、難しいかもしれませんが、家計とのバランスを考えながら、共有スペースも考えるとお財布にやさしい二世帯住宅ができることでしょう。
子どもの育成支援
二世帯住宅のメリット2つめは、子どもの育成です。二世帯で一緒に家に住む場合、子育てをするときに祖父母のサポートをすぐに受けることができるため、子どもたちの健全な成長を促進させます。
また、子どもが祖父母と同じ環境で過ごすことで、親は仕事や家事に集中しやすくなり、祖父母たちは、子どものめんどうを見たり、教育的な活動を共有することで、いい刺激になり、認知症促進防止にもつながることでしょう。
さらに、祖父母が孫の学業や趣味などに関心を持ち、ともに過ごす時間が増えることによって、子どもたち自身の自己成長にもプラスに影響を与えてくれます。
二世帯が一緒に住むことによって、子どもの育成支援は、大きなメリットとなり、子どもたちの幸福な成長に貢献します。
また、子ども以外に、ペットのめんどうを見てもらえることもあります。ワンちゃん、ねこちゃんも大事な家族の一員ですので、ひとりにさせることが不安でも、親世帯に預けることで、その不安も解消することができることでしょう。
介護の支援
子どもの育成支援だけでなく、介護の支援でもメリットがあります。二世帯住宅の場合、高齢者のサポートとケアを家族内で行いやすくし、老後の生活を改善することにつながります。離れて暮らす親の介護で大変な思いをしている方は、二世帯住宅を検討することをおすすめします。
また、高齢の方が元気はつらつの子どもとの交流を増やすことで、脳へのいい刺激になり、脳の衰えの防止にもつながります。また、老齢者が子どもの近くに住むことで、緊急時のサポートや日常の手助けが容易に行えるようになります。
例えば、高齢の両親が二世帯住宅の一部に住む場合、子どもたちは簡単に介護に協力でき、高齢者の安全と健康を確保できます。
このような状況は、家族間の絆を深め、高齢者の孤独感を軽減します。二世帯住宅は、老後のサポートと共に家族の結束を強化し、高齢者の生活の質を向上させる手段となります。
セキュリティの向上
さらに、二世帯住宅は、家のセキュリティを強化し、住宅環境を安心・安全に保つのに役立ちます。
同じ敷地内に住む家族が増えれば増えるほど、家に人がいない状況を回避することができ、不審者から家を守る協力体制を築くことができます。集合住宅の中にいるため、外部や回りからの侵入や不正アクセスが難しくなり、家族のセキュリティが向上します。
セキュリティの向上は、二世帯住宅が提供する重要な利点であり、住宅環境をより安全にする役割を果たします。
土地利用の最適化
完全分離型二世帯住宅は、限られた土地を最大限に活用する効果的な方法です。1つの敷地に複数の住宅を建てることで、土地のスペースを最大限に生かせます。土地の価格が上昇している今、1つの土地に複数の住宅を建てることができれば、土地費用を安く抑えることができます。
ただし、これができるのは、複数の住宅を建てることができる広い土地があるということが条件にはなります。都市部で広い土地を購入する場合、とてつもなく高い費用が土地にはかかりますが、田舎の場合、100坪200坪でも安く土地を購入することができることもあるので、田舎の広い土地を購入して複数の住宅を建てる完全分離型の二世帯住宅にするということもおすすめです。
プライバシーの確保ができる
完全分離型二世帯住宅の最大のメリットは、プライバシーの確保です。完全分離の二世帯住宅では、家族同士が別々の生活空間を持てるため、お互い干渉することが少ないので、プライバシーが尊重されます。
完全分離二世帯住宅の場合、上下の1階と2階で完全分離する2階建てのパターンと、左右で完全分離する平屋のパターンの2パターンが考えられます。
二つの住戸が独立し、個別の出入り口や、キッチン、ダイニング、バスルームを持つことで、家族間のプライバシーが守られ、快適な共同生活が実現すると、自分のスペースで思い切りくつろぐことができるため、ストレスや緊張感を軽減することができます。これにより、家族同士の円滑な共同生活が実現し、よりよい関係性を築くことができ、不必要なトラブルを避けることができます。
個々人のライフスタイルに合わせた暮らしができる
また、完全分離型の住まいでは、個々の嗜好に合った暮らし方ができます。各世帯のメンバーが、家の中で好きなように生活をすることで、より自由度の高い暮らしが実現できます。家族がそれぞれの趣味やライフスタイルを楽しむことで、より充実感のある二世帯生活を送ることができます。
完全分離型二世帯住宅のデメリット
一方、完全分離型二世帯住宅にはデメリットもありますので、ご紹介します。
コミュニケーションの課題
完全分離型の二世帯住宅では、お互いの生活空間が分かれているため、コミュニケーションが必要な場面でも、距離を感じることがあります。すぐ隣に住んでいるにもかかわらず、お互いの生活リズムが合わないので、意識しないと、1週間も顔を合わせないということもあります。お互いに良好な関係を築いていくためには、積極的なコミュニケーションが必要なのかもしれません。
また、こまめなコミュニケーションを取らないとお互いに誤解してしまい、共有の領域の使用や共同の費用分担に関する合意が不足した場合、対立が生じることがあります。このように、関係が悪くなってしまうということもあるので、コミュニケーションの場はしっかりとつくり、積極的に取るようにしたほうがいいかもしれません。
完全分離型の二世帯住宅では、住人間のコミュニケーションを適切に調整することが重要であり、コミュニケーションの課題に対処する必要があるので、注意しましょう。
プライバシーの課題
完全分離型の二世帯住宅のメリットとして、プライバシーの確保ができると冒頭にお話しましたが、完全分離していたとしても、完全にプライバシーが確保できるかというと、そうではない場合もあります。
同じ敷地内に住んでいるため、住人同士の音や視線が共有されやすく、個人のプライバシーが侵害される可能性が高まります。プライバシーが確保されていない環境で暮らすことは、ストレスにつながり、お互いが気持ちよく暮らすことができないこともあるので、当人同士でしっかりと話し合って決める必要があります。
生活スタイルの課題
完全分離していたとしても、生活する時間が違うと、お互いの生活音でストレスを感じてしまうこともあります。一番問題になるのが、夜勤で働く子世帯と、早寝早起きをする親世帯がいるケースです。
上下で完全分離の場合は、例えば、階段を上り下りするときの音や、食事をするときの音やテレビの音、浴室に入る際の水の音など、生活する時間が違うと、とても気になってしまうものです。気を遣って音を抑えていたとしても、問題になってしまいます。
一緒に住んでいるため、完全に音を無くすということは無理かもしれませんが、設計やプランニング、動線の作り方次第で、軽減することができることもあるので、しっかりと設計担当と話し合うことをおすすめします。お互いの家族で配慮し合い工夫しながら、魅力的な二世帯住宅を作っていけるようにしましょう。
家のメンテナンスの課題
完全分離型二世帯住宅は、設備が2倍になるため、管理とメンテナンスに関する負担が増加します。二つの住宅を維持するためには、通常、庭の手入れ、建物の修繕、共有の施設(駐車場、通路など)の管理が必要です。
たとえば、屋根の修理が必要な場合、どちらの世帯が修理費用を負担するかについて合意が必要であり、これが対立の原因になることがあります。また、庭の手入れをするのにも、祖父母が植物好きで植物をたくさん植えているものの、身体が不自由のため、手入れができず、結局は家事や育児、仕事で忙しい中、息子娘夫婦がやるしかないというようなことも起きうることです。
完全分離型の二世帯住宅は、管理とメンテナンスに関する負担が大きいということをしっかりと理解しておかないと、家族間の対立が起きやすくなってしまうので、しっかりと管理のことまで考えることをおすすめします。
また、性能のいい家にすることで、メンテナンスや管理の手間を少し手も省くこともできるので、住宅の性の面も意識するといいかもしれません。
完全分離二世帯住宅で後悔しないコツ
最後に、完全分離二世帯住宅で暮らすにあたって、後悔や失敗をしないポイントをご紹介します。ぜひ家族みなさんと一緒に読んでみてください。
家づくりは家族みんなでしっかりと話し合うこと
二世帯住宅を建てる方以外にも、家づくりをする方全員にいえることではありますが、家族みんなで、家づくりに関してしっかりと話し合うことが一番のポイントです。親世帯子世帯の関係の中で、うまく話しができなかったり、遠慮して本音が言えないこともあるかもしれません。
でも、一緒に住む前に、しっかりと本音を伝えておかなければ、一生後悔して我慢しなければならない暮らしになってしまいかねません。さらに、親世帯が亡くなってしまった将来のこともしっかりと話しておかないと、相続のトラブルや遺産分割、また相続税や固定資産税などの税金のことで、家族に亀裂が入ってしまうこともあるかもしれません。
そうなる前に、家づくりをする際は、家族みんなで、しっかりと意見を言い合い、お互いを尊重しながら、話し合うことを実行しましょう。また、暮らしていくイメージをしっかりと持つことも大事ですので、プライベートを保つためにどうしたらいいのか、家族が仲良くできるアイデアは他にないかなど考えておきましょう。
暮らし方のルールをしっかりと共有しておくこと
暮らし始める前に、お互いの暮らし方のルールを共有しておくことで、お互いの不満を解消できることにつながります。例えば、
- 起きる時間や寝る時間
- 音が出る掃除をする時間
- 子どもを預ける頻度
- 共有部分のお手入れやメンテナンスの頻度
これらのルールを明確にしておくことで、お互いが気持ちよく生活ができるようになることでしょう。家づくりをする前に、このようなルールが決まっていれば、間取りを検討する際にも、役に立つと思うので、早めに決めておくことをおすすめします。
二世帯住宅の実績が豊富な工務店を選ぶこと
完全分離二世帯住宅で成功させるためには、経験豊富な工務店を選ぶことも大切です。二世帯住宅は、単一世帯と比べて、間取り設計が複雑になります。経験豊富な建築会社や工務店、ハウスメーカーでないと、住む人の気持ちを汲めず、適当な間取り設計にされてしまうこともしばしばあります。
二世帯住宅を設計するときには、設計ノウハウのほかに、営業担当や設計担当者のヒアリング力や調整能力も必要不可欠なので、両家の要望をうまく取りまとめながらも、快適に暮らすことができる二世帯住宅プランを提案してくれる会社を探し、選ぶようにしましょう。
カクニシビルダーの場合、二世帯住宅の事例も数多く取り揃えておりますので、お気軽にご相談ください。
二世帯住宅を建てて住んでいる人の声を聞くこと
最後に、今既に二世帯住宅に住んでいるお施主さんの話しを聞いてみるということも大切です。家づくりの先輩に聞くと、もっとこうすれば良かった、このときこういう提案をしてくれたから、今こんないい生活ができている、家づくりをするときは、このこだわりは欠かせなかったなど、家づくりのいい点や悪い点を聞くことで、自分たちの家づくりの参考になると思います。
失敗しない二世帯住宅を作るためにも、知り合いの二世帯住宅に住む人の話を聞くか、会社選美の際に、お客様の声をしっかりと読んでみたりすることをおすすめします。
まとめ
完全分離型の二世帯住宅のメリットとデメリットや注意すべき点を解説してみましたが、いかがでしたか。
二世帯住宅にはさまざまな種類がありますが、注文住宅の二世帯生活をスムーズに行うためには、完全分離型の住まいがおすすめです。プライバシーの確保や個々の嗜好に合った暮らし方ができるなど、多くのメリットがあります。ただし、家族同士の距離感の維持には注意が必要です。成功するためには、コミュニケーションの重要性や家族のライフスタイルやニーズの考慮が必要です。二世帯住宅を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
カクニシビルダーでは、二世帯住宅のほか、さまざまなおしゃれな住宅の事例をご紹介しています。モデルハウスや現場見学会も参加できますので、完全分離二世帯に関して、お金のことやプランのこと、詳細を知りたい方は、お気軽にお問合せください。