家を建てる土地は、大きめがいい?小さめがいい?
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カクニシビルダー建築コンサルティング部の山岡です。
これから家づくりのことを考えていきたいというあなたへ、賢い土地の選び方についてお話します。
家づくりを土地からお考えの人がまず思い浮かぶのが、
- いくらで探せばいいの?
- どのくらいの広さで探せばいいの?
- どこに土地探しを頼めばいいの?
などなど
そこで今回は、土地の広さについてです。
この仕事を長く続けていますと、これまで比較的広い土地を希望される方が多かったように思います。
「土地は広いにこしたことはない、なんでもできるし、どんな使い方もできる。車も停め放題!広い土地最高!!」
といった感じです。
私自身も、自宅を建てようと土地を探したときには、つい広めの土地に目が行ったものです。
広い土地が良い!
果たしてそうでしょうか?
ここからは、コンパクトな土地のメリット&デメリットをご紹介します。
※実は多い、コンパクトな土地のメリット!
◆メリット◆
メリット1:価格が安い
土地そのものの面積が少ないので、同じ坪単価でも総額が安くなります。
また、周辺の相場より坪単価も安くなっている場合もあるのです。
メリット2:利便性の良い土地が多い
狭い土地は利便性のいい土地にある場合が多いようです。
メリット3:税金が安い
土地がコンパクトということは面積に応じてかかる固定資産税などの税金も抑えることができる可能性があります。
メリット4:外構費用が安い
土地の面積が限られているので、外構費用も安く抑えられます。
フェンスなどの境界部分、地面も限られているので、コストも抑えられ、その分デザイン性をあげることもできるかもしれません。
メリット5:庭のメンテナンスが楽になる
土地の面積分、庭も小さくなります。
ガーデニングにあまり興味がない人の場合は、庭のお手入れにかかる時間や手間を省くことができて、さらに嬉しいことです。
メリット6:家の掃除も楽になる
コンパクトな土地の場合、おのずと建物の床面積も少なくなることが多いですが、コンパクトに設計されている狭小住宅なら、掃除する範囲が少ないので、掃除も短時間で終わらせられます。
メリット7:生活コストを抑えやすい
土地にあわせて建物も面積を抑えて建てることが多いため、冷暖房の効率が良く光熱費の節約になったり、冷暖房の購入台数を減らすなど住宅設備の購入費の削減に役立ったりします。
また、住宅がコンパクトなことで、将来的に修繕費が抑えられます。
メリット8:土地の選択肢が増える
ある程度広い土地を探すとなると、都市部や駅周辺では難しいことも多いでしょう。
しかし「コンパクトな土地であれば空いている」という場合もあり、狭小住宅を建てると決めて土地を探すと候補地が増えます。
◇デメリット◇
デメリット1:採光・通風が取りにくい
コンパクトな土地は隣家との距離も近くなりがちです。
そのため、採光・通風が取りにくくなってしまう場合もあります。
しかし、窓の位置や高さ・トップライト・ハイサイドライト・吹き抜け・中庭などを工夫することで採光や通風を確保することが可能です。
デメリット2:庭や駐車場の確保が難しい
コンパクトな土地の場合は庭や駐車場のスペースも限られます。
本当にどこまでのスペースが必要か考えるところから、ご相談お受けいたします。
デメリット3:収納スペースの確保が難しい
建物の面積が小さくなるということは、収納の面積も小さくなるということです。
荷物を減らすよいきっかけではありますが、少なすぎる収納は生活がしづらくなります。
大切なもの、趣味のもの、生活用品、必要な収納の量を確保することは重要です。
必要な収納を使いやすい場所に配置。お客様ごとに、丁寧なヒアリングと建築家によるご提案が重要となってきます。
コンパクトな土地には確かにデメリットもあります。
しかし、設計を工夫することによって、それらのデメリットを克服することは可能です。
建築家と共に家づくりをするということは、土地、建物、資金計画、いずれにおいても理想の家づくりに近づく第一歩となるかもしれません。
- 利便性の良い土地に住みたい(交通機関、学校、買い物、通勤・・・)
- 資金計画は大切(土地+家の総額を安く抑えたい、ランニングコストも重要)
という方はぜひ、コンパクトな土地も土地探しの際の候補に入れることをオススメします。
また、コンパクトな土地に家を建てる際にはぜひ建築家に設計を依頼することをご検討ください。
株式会社カクニシビルダー
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