暮らしを彩るウィンドウトリートメント
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こんにちは。
設計室インテリアコーディネーターの並木です。
今回は窓周りを装飾、演出するウィンドウトリートメントについてお話したいと思います。
【ウィンドウトリートメントって?】
あまり耳慣れない言葉ですが、窓周りに取付けるカーテンやブラインドなどの総称です。
ウィンドウトリートメントは窓からの熱、光、音、視線をコントロールする機能と共に、インテリアのコーディネートにおいてもお部屋の空間を彩る重要なアイテムです。
それでは対応させていただきました事例と共に各スタイルについてご紹介致します。
まずは最も身近なスタイル、カーテンです。
カーテンは窓枠を覆うように取付けると断熱性や保温性に優れるため寝室にはお薦めのスタイルです。
カーテン生地は言うまでもなく、レールもシンプルなものから装飾性のあるものまで多岐にわたります。
手前の腰高窓のカーテンは一般的な2つ山ヒダタイプです。
奥の掃き出し窓のカーテンは吊元をリボンで結び、カーテンの自然なウェーブを楽しめるフラットタイプとなっており、カーテンの柄そのものを楽しみたい場合に適しています。
レールはブラックのアイアンを組合せ、ダイニングのシャンデリアと共にフレンチカントリーの雰囲気を演出しています。
カーテンスタイルではドレープ(厚地のカーテン)よりもレースやシアーカーテンが引かれている時間が実は長いのではないでしょうか。
そうであればレースカーテンの仕上げにもこだわりたいですよね。
そこで裾の仕上げに一工夫、ウェイトロック(ウェイトテープ)仕上げをご紹介します。
通常は折り返して縫製されている裾ですが、この仕上げでは裾をロック加工で仕上げており、すっきりと洗練された印象となります。
続きまして、ローマンシェードです。
ローマンシェードはカーテン生地で作られた上下に上げ下げするスタイルです。
生地のたたみ上げ方や裾の形などによってさまざまタイプがありますが、自然に生地が水平にたたみ上げられるプレーンシェードが取り入れやすいと思います。
シェードは優雅で柔らかい印象ですね。
出入りの多い掃き出し窓よりも腰高窓にお薦めのスタイルです。
リビングダイニングに最近人気なのがバーチカルブラインド(縦型ブラインド)です。
縦のラインが美しくシンプルモダンな空間に合わせやすいです。
カーテンと同じように横方向に開閉しますので、掃き出し窓にも使い勝手が良いです。
ルーバー(1枚1枚の羽根)の角度で光や視線をコントロールします。
外部からの視線が気になる場合にはルーバーとルーバーの間にレースのような薄地の生地を挟み込んだタイプもあります。
和室の窓をプリーツスクリーンで演出してみるのはいかがでしょうか。
細かいプリーツが和室の雰囲気を上品に演出してくれます。
生地は不織布や和紙調の化学繊維でできておりシングル、ダブル使いと選択でき、カラーバリエーションも豊富で思い思いの和の雰囲気を楽しむことができます。
縦長窓に手軽に合わせることができるのがロールスクリーンではないでしょうか。
手軽な反面、透明窓に合わせると光や視線のコントロールがしづらい面もあります。
そのような時はレースのような薄地の生地とダブルで取付けることもできます。
いかがでしょうか。
インテリアイメージやお部屋の使用方法に合ったウィンドウトリートメントが取付けられるとその空間はとても快適で豊かなものになっていきます。
その素晴らしさをぜひ皆様にも感じていただきたく今回ご紹介させていただきました。
カクニシビルダーではご新築やOBのお客様に、インテリアイメージやお部屋での過ごし方、窓の付き方などを考慮した最適なウィンドウトリートメントをご提案させていただております。
オーダーとなりますので市販のものに比べると安価ではありませんが、是非ウィンドウトリートメントの良さを感じながらお住まいで豊かな時間を過ごしていただきたく、ご用命いただければ幸いです。
カクニシビルダーの施工事例
一棟一棟がお施主様の夢を叶えたお住まいです。
ガレージハウスや平屋、カフェスタイル、北欧風、ナチュラルモダン、和モダン、などなど。
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