カクニシ気配り仕様編③～【かみなりあんしんばん】について～

 

みなさま、こんにちは。
カクニシビルダー品質管理部の岡田と申します。

 

今回私の方では、
【気くばり仕様編③】として【かみなりあんしんばん】についてお話させて頂きます。

 

 

～気くばり仕様編①はこちらから～

～気くばり仕様編②はこちらから～

 

 

【かみなりあんしんばん】とは、カクニシビルダーで採用しているパナソニック製の分電盤になります。

 

 

■日本有数の雷多発県

 

栃木県は昔から日本有数の雷の多い県と知られています。

宇都宮気象台によると、暖候期(4～9月)に限れば県都・宇都宮市の雷日数は全国一。

そのため雷都(らいと)という愛称が生まれ、地元の菓子などの名前にも使用されています。

 

 

■雷の被害を受けやすい電気機器

 

雷で発生した雷サージが電線やアースなどを通して、一気に流れ込んでくることで電気機器に被害が出ます。

特にパソコンやテレビなどの電子部品を多く使う電気機器ほど高電圧に弱く、被害を受けやすいです。

 

 

■雷サージの3つの種類とその電圧

 

・直撃雷

配電線や通信線、避雷針やアンテナなどに直撃するもの。

発生する電圧は電流３万アンペア程度の標準的な雷でも100万ボルトを超えるとされています。

 

・誘導雷

樹木や建物などへの落雷で放射される電磁界により、付近の配電線に電圧が誘導されるもの。

3万アンペアの雷が落雷した場合、100ｍ離れた配電線には10万Ｖの電圧が発生します。

 

・逆流雷

山頂の通信設備や放送設備などに電力を供給する配電線などでおきるもの。

一度落ちた雷が大地を経由して送電線に流れ込むことをさします。

 

 

 

 

雷サージの被害の約99％は誘導雷や逆流雷のため、この2つの雷サージに対策可能な分電盤(かみなりあんしんばん)を使用しています。