~自然と優しさに包まれるリゾート②~
公開日:
こんにちは、設計室インテリアコーディネーターの並木です。
今回は前回に引き続き、昨年12月半ばにお引き渡しとなりました都内企業様の那須別荘地内に建てられた保養所についてのご紹介の2回目です。
それでは、リビングに隣接している和室のご紹介です。
和室の床をリビングの床より30cm上がった小上がりとし、リビングとは空間を緩く分けています。
天井やベースのクロス、畳周りの縁甲板には明るいトーンの素材で優しい雰囲気を保ちながら、畳やアクセントクロス、座卓などの家具にシックなカラーを取り入れ高級感を持たせました。
ネイビーのアクセントクロスが貼られている正面の壁は天井高が約3mあるため間延びしないように、格子や棚、月に見立てたブラケット(壁付け照明)でデザインを施しました。
また、栃木県を感じて楽しんでいただけるよう装飾に使用した焼き物は全て、栃木の名産、益子焼で揃えました。
続きまして、2つの寝室のご紹介です。
南側の寝室はライトグレーやホワイトをベースに明るく爽やかな雰囲気に仕上げました。
寝室にはベッドだけではなく、就寝前後にお茶やお酒を嗜みながらリラックスできるコージースペースを一角にご提案させていただきました。
ドレッサーはお客様のご希望で設置させていただきました。
北側の寝室はベージュやブラウンを基調に、温かみを感じる仕上げとしました。
ベッドヘッドの上には調光できるブラケット(壁付け照明)を設け、雰囲気のある照明で寝室を演出できるようにしました。
最後に2ヶ所のトイレをご紹介したと思います。
正面とサイドの壁にそれぞれ入れたアクセントクロスは、イギリスのデザイナー、ウィリアム モリスのパターンになります。
モリスは植物や動物を取り入れたパターンを多くデザインしており、優しくシックな色使いと独自の世界観が魅力です。
モリスのデザインは今回のテーマ「自然を感じながら癒され、リラックスできる空間」を彩るに大切な要素でしたのでトイレのアクセントの他に、リビングとダイニングのアートにもモリスのパターンを採用させていただきました。
建物のご紹介は以上になります。
本件は保養所という一般の住宅とは少し異なるケースでしたが、お使いになる方々が非日常的な空間を楽しみながらリラックスして過ごしていただけるよう、様々な提案をさせていただきました。
それらの提案を毎回好意的に受け入れてくださり、時には楽しんでいただいたお施主様に大変感謝致します。
弊社一丸となって取り組ませていただいたこの保養所で、ご関係者の方々が素敵なお時間を過ごされることを願っています。
カクニシビルダーの施工事例
一棟一棟がお施主様の夢を叶えたお住まいです。
ガレージハウスや平屋、カフェスタイル、北欧風、ナチュラルモダン、和モダン、などなど。
様々な施工事例をご覧いただけます。