クレーンについて
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みなさま、こんにちは。
カクニシビルダー品質管理部の岡田です。
今回は、【クレーン】ついてお話させていただきます。
クレーンの種類
ラフタークレーン
「ラフタークレーン」とは、エンジンなどの原動機を内蔵することで、さまざまな場所に移動することができる移動式クレーンの一種です。
「ラフテレーンクレーン」と呼ばれることもあります。
移動式クレーンの一種であるラフタークレーンの特徴は、1つの運転室でクレーンの操作と車両の運転が可能という点です。
大型タイヤを装備した2軸4輪駆動式で、ぬかるんだ場所などでもスムーズに作業できます。
ただし、ラフタークレーンの吊り上げ荷重はほとんどの場合100t未満で、時速は50kmと非常に遅いです。
なお、ラフタークレーンという名称は、建機メーカーの加藤製作所で製造しているクレーンの商品名のことです。
同じく移動式クレーンであるホイールクレーンの一種で、他社のホイールクレーンをラフタークレーンと呼ぶこともあります。
- ラフタークレーンと他のクレーンの違い
ラフタークレーンと同じ移動式クレーンに、「トラッククレーン」と「オールテレーンクレーン」という車両があります。
◆トラッククレーン
ラフタークレーンの運転室が 1 つなのに対し、トラッククレーンは道路を走行するための運転室と、クレーン装置を設けたクレーンを操作するための運転室が、別々に装備されています。
また、トラッククレーンは大型自動車に区分されるのに対し、ラフタークレーンはクレーン装置側に運転席があるためクレーンとみなされることから、大型特殊自動車に区分されます。
なお、ラフタークレーンとは速度も異なります。
ラフタークレーンは最高時速50km程度ですが、トラッククレーンの最高時速90kmで、高速走行が可能です。
◆オールテレーンクレーン
オールテレーンクレーンは、トラッククレーンの高速走行機能と、ラクタークレーンの不整地走行機能をあわせ持ったクレーンです。
トラッククレーンと同じく、運転室は2つあります。
オールテレーンクレーンの最高速度は時速60〜70km のため、最高時速50km のラフタークレーンにくらべて長距離の走行に向いています。
また、ラフタークレーンの吊り上げ荷重はほとんどの場合100t未満ですが、オールテレーンクレーンの吊り上げ荷重は100tを超えるケースが多く、パワーにも差があります。
- ラフタークレーンの運転に必要な免許
移動式クレーンを運転・操作する際は、「ベース車両区分の運転資格を満たす免許」と「ク レーンを操作するための資格・免許」2種類の免許が必要です。
ラフタークレーンを運転する際の「ベース車両区分の運転資格を満たす免許」は、大型特殊免許に該当します。
なお、資格・免許の種類は吊り上げ荷重によって異なります。
・吊り上げ荷重0.5t〜1t未満:移動式クレーンの運転の業務に係る特別教育
・吊り上げ荷重1t〜5t未満:小型移動式クレーン運転技能講習 ・吊り上げ荷重5t以上:移動式クレーン運転士免許
ピタゴラスクレーン
ピタゴラスは重量物の重さよりも高さに強く、コンパクトなのも重宝されるクレーンです。
重量物を建物の奥に設置したい場合や、電線が真上にあるときなどに非常に活躍してくれ ます。
ラフタークレーンやピタゴラスクレーンはサイズによって吊り上げ可能重量の上限も変わります。
ドラゴンクレーン
4 面先行足場の組立てが可能な電動クレーンです。
可搬型クレーンのため狭い敷地ではトラックを外せば上棟の邪魔にならず、さらにクレーン運転・玉掛の資格が不要です。
また、構造躯体組立において、作業時間が早く、合図者が不要などの特長があります。
- 特徴
・コンパクトなアウトリガー
・電動式だから静かでクリーン
・狭小地に適しています
・簡単なラジコン操作
いかがでしたでしょうか。
カクニシビルダーでは、敷地の状況などを考慮してクレーンの手配をしています。
クレーンを見かけたら、ぜひ調べてみてください。

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