洋館かと思って入場したのですが・・・
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こんにちは。
リノベコンサルティング部の稲垣です。
先日、川口市にある国指定重要文化財『旧田中家住宅』を見学させて頂きました。
随分前から、伺いたいと思っていた歴史を感じる洋館でした。
以前より川口市の末広を通る事が多く、また、近くの交差点が「十二月田」と言う変わった名前だったので、そこも興味を引く要因でもありました。
ちなみに「十二月田」と書いて、「しわすだ」と読むと知ったのはかなり後の事で、「じゅうにがつだ」だと10年以上も読み間違えていました。
なんでも、麦味噌と材木商で成功した田中徳兵衛さんが大正12年に建てた建物との事。
実は、川口市や隣の鳩ケ谷市近辺には古い洋館が今でも建っていて、古民家好きの私には興味のあるエリアです。
当然、旧田中家住宅もそうなのかと、古い洋館と思いお伺いいたしました。
赤いじゅうたんが敷き詰めてある階段と、白い漆喰の壁はここが洋館だと言う説明など必要ないくらいの迫力が有りました。
また、家具やカーテン、床や窓なども異国文化を感じるには十分でした。
いくつものドラマの撮影に使われていたとネットに書き込まれていました。
十分納得できる建物でした。
3階まであるこの建物の撮影を済ませ帰ろうとした時に、隣に和館があると、小さな看板が目に留まりました。
洋館で十分撮影できたので、見なくて良いかな?と半分思っていたのですが、せっかく来たのだから少し見ていくかと思い足を踏み入れた所、天気のせいもあったのでしょう。
窓から入る光で、清々しい気持ちになりました。
和館もたくさんのお部屋が有ったのですが、中でも良かったのは、1階の和室でした。
洋館とは違う木の香りと、反射する光の柔らかさが印象的な廊下に思わずシャッターを切りました。
先ほどの2階とは違う趣があります。
時期的な事も有りお部屋にはひな人形が飾ってありました。
ひな人形のせいでしょうか。
洋館も本格的でしたが、和館はそれ以上に本物に見えます。
古くても、大変趣のある建築物でした。
大正時代に建てられたとの事でしたので、何度も大きな地震にも耐えてきた建物です。
見た目だけでなく、構造もしっかりとしたバランスの良い建物と思えます。
良い建物は時代を超えて受け継がれて行くと教えられました。
最近地震が多く発生しております。
この旧田中家住宅の様に
- 次の世代に受け継がせたいとお思いの方
- そこまで大げさではなく、少し耐震にご興味のある方
ぜひ一度ご相談ください。
古民家好きの耐震診断士が、我が家との思いを込めて対応させて頂きます。
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