小屋裏収納を設けるメリット・デメリット
最終更新日: 公開日:
こんにちは。
カクニシビルダーの石川です。
今回は、「小屋裏収納」についてお話して参ります。
まず「小屋裏」とは、屋根と天井の間を利用した空間のことを言います。
「屋根裏」「天井裏」「グルニエ」などとも呼ばれ、収納スペースとして活用されることを「小屋裏収納」といいます。
小屋裏の特徴と条件(建築基準法より)
- 床から天井までの高さが1.4m以下であること
- 面積が下の階の2分の1未満であること
因みに、「ロフト」も「小屋裏物置等」として建築基準法にて定義され、条件も同様となります。
主な違いは「使い方」で、小屋裏は物置的な位置づけで利用される一方、ロフトは居室と繋がった空間として利用されるケースが多いです。
ただし、収納棚・本棚などの造作や、エアコン・電話テレビ・LANなどの設置が認められない場合もありますので、建築業者と確認し進めることをお勧めいたします。
小屋裏収納のメリット
- 収納スペースとして利用できる
- 居住空間が広がる(土地面積や建物面積を広くとれない場合におススメ)
- 建築基準法上の条件を満たせば延べ床面積に含まれず、固定資産税がかからない。
- 目視により雨漏りを点検、結露による柱や梁の腐食がないなど早期に発見することが可能。
特に、「平屋」は天井と屋根の間を広めに確保しやすいため、小屋裏収納と相性がよい間取りと言えます。
小屋裏収納のデメリット
- 階段やはしご、内装などの設置費用がかかる(はしごにした場合、上り下りが大変なため、利用頻度が低くなるケースもあります。)
- 屋根の下になるため、外気温の影響を受けやすく、夏と冬の対策が必要になる。
小屋裏収納設置時の工夫
断熱対策として、床と天井に断熱材を入れたり、床にフローリングを貼ると良いです。
また、湿気が原因で収納物がカビたり変形するのを防ぐために、換気対策として窓や換気扇などを設置するのもおすすめです。
はしごと階段の設置の種類と選択
- 収納式はしご
使わない時ははしごを折り畳んで屋根裏部屋に収納し、使うときだけ引き出して使用できます。
- 可動式はしご
使わない時ははしごを壁に掛けて収納し、使うときに掛けて使用できます。
- 固定階段
「収納式はしご」及び「可動式はしご」は、はしごの幅は限られており、傾斜の角度があるため、将来的に物の出し入れが困難になってくる可能性があります。
一方、「固定階段」は安定性が高く幅もある程度確保されるため、物の出し入れは比較的楽だと思います。
ただし、階段部分の面積を確保する必要があり、費用もはしごの設置費用より掛かります。
カクニシビルダーの施工事例
一棟一棟がお施主様の夢を叶えたお住まいです。
ガレージハウスや平屋、カフェスタイル、北欧風、ナチュラルモダン、和モダン、などなど。
様々な施工事例をご覧いただけます。