断捨離と3つの無駄習慣の改善
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こんにちは。
カクニシビルダー建築コンサルティング部の石川です。
「断捨離=捨てる」というイメージが強いですが、断捨離は単に不要な物を捨てるだけでなく、物の整理を通して人生が変わる効果的な方法と言われています。
執着を手放すヨガの「断行」・「捨行」・「離行」という3つの考え方を日常の片付けに応用したものです。
断…不要なモノを断つ
捨…不要なモノを捨てる
離…物への執着から離れる
断捨離をして不要だと判断した物は、案外自分以外の人から影響を受けて購入したものが多かったりします。
本当に「良い」と本人自身が思ったものでない限り、愛着を持って使うものは案外少ないのではないでしょうか。
日ごろから断捨離を意識するようになると、手に入れる前に「本当にコレが必要かな?」と自問するようになります。
どこに何かあるかを把握できるようになるので、同じものを買ってしまうこともなくなります。
「買わない」ことでもお金が貯まりますし、「いらない」と思ったものを売ることでお金になる事があります。
断捨離をして物の場所を把握できるようになると、探し物の時間が無くなって時間に余裕ができます。
部屋の中が多くのものであふれてごちゃごちゃしていると、視界に入る情報が多すぎて知らぬ間にストレスが溜まっていきます。
使わないものが目に映るたびに「いつか捨てなきゃ」と思っては先延ばしにするのを繰り返していると、どんどん気が重くなってしまうでしょう。
不要なものをすべて処分し、必要なものだけを身の回りに置けば、そんなストレスから解放されます。
下記の断捨離の3つの無駄を考えて行動することで、生活に3つの良い効果があげられます。
①スペースの無駄
⇒部屋がきれいに整理される。広く部屋を使用できる。
②時間の無駄
⇒整理されることで保管場所が明確になり、ものを探す時間が短縮される。
③お金の無駄
⇒数量管理することで、必要量が明確になる。いざというときに多めに購入したけど結局捨てることがなくなる。
「整理・整頓・躾」生活リズムに規律が生まれ、余計なストレスを低減できます。
- 見える化・・・保管場所を明確にする。又、保管場所を明示する。
- 定量化・・・保管する枚数・個数を決めることで管理がしやすくなります。
- 躾・・・定期的管理周期を決める。
「清掃」の時間や周期を決めるといつもきれいなお家を維持管理できますね(笑笑)
<最初に取り掛かる場所>
家の中を「キッチン」「寝室」「リビング」などいくつかのエリアに分け、断捨離する物の順番や実施する日(時間)など予定を組んで行うとメリハリがきいて良いかと思います。
最初に手を付けるのはキッチン・洗面所・玄関など、普段よく使う場所がおすすめです。
趣味のものや思い出の品などではなく生活必需品が多いエリアなので、捨てるものと取っておくものの判断もしやすいと思います。
物置や納戸などの多くのものが詰まっている場所は、判断に時間がかかります。
習慣化されて勢いがついてから(断捨離のコツをつかんでから)取り掛かりましょう。
<残したほうがいい物>
- 頻繁に使っている物
- 使う頻度は少ないけど、必ず使う物
- 見るだけで楽しい気分になる物
<処分したほうがいい物>
- 壊れた家電
- 1度も使っていない物
- 1度しか使っていない物
- 1年以上使っていない物
<定数>
ライフスタイルに合わせて残すものの量、数を決めましょう。
アイテム別に判断するポイントをまとめました。
- 衣類、タオル ⇒ 洗濯の頻度
- 食器類 同居人数 ⇒ 来客の頻度
- 本、雑誌 ⇒ 収納場所の容量
- 日用品ストック ⇒ 収納場所の容量、使用期限となくなるサイクル
たとえば1週間に1回しか洗濯をしないのに、服を4日分しか残さなかったら着る服がなくなってしまいます。
ストレスなく生活するために必要な数を見極めましょう。
洗って繰り返し使うものは一度に使う数量、収納場所に保管しておくものはそこに収まる分だけ残すようにするとよいです。
思い出が詰まった物は捨てるかどうか判断するのは1番時間がかかるし難しいので、必要か不要かを決めるのは一番最後にしましょう。
幼少期の作品や誰かにもらったメッセージなどは、写真に撮っておいて現物を処分するというのも1つの手です。
どうしても「物」として残しておきたい場合は、「思い出ボックス」を用意して、そこにおさまる分だけ取っておくようにする。
そして最後に、捨てずに残すと決めたものをどこに配置するか決めて収納し直しましょう。
今後新築をご検討される皆様は、“間取りの何処に何をどのくらい保管するのか“を決められることをお勧めいたします。
はじめが肝心!生活リズムに入れ込み習慣化すると、いつもきれいで整理されたお部屋(お家)が維持されるかと思います。
私も、日々そんな生活を目指しておりますが・・・(笑笑)
ご家族皆様によってこの習慣が生活リズムの一部として取入れられ家族と過ごす時間となるとよいですね。