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神社の屋根

 

こんにちは。

設計室の伊澤です。

 

何日も続いた暑い夏もやっと終止符が打たれたようで、朝晩共に涼しくなってまいりました。

皆様、洋服などで工夫をして風邪など引かぬようお気をつけて下さい。

 

 

さて、上三川町にものすごく大きな剣(つるぎ)が祀られている神社があるという事を聞き先日伺ってきました。

 

自宅から車で20分位の所に白鷺神社(しらさぎじんじゃ)という神社があります。

 

こちらは、日本が平和で豊かな国となるよう日本全国を旅された「日本武尊」をお祀りする神社です。

平和を尊重する観点から、厄除け・交通安全の御利益がある神社として多くの人に信仰されております。
駐車場から見ると、深い木々に囲まれて凄く重厚感のある西参道が見えます。

 

 

 

 

 

 

正面鳥居から神門、そして拝殿へ

 

 

 

 

 

 

 

 

綺麗な、自分が大好物のシンメトリーの建物です。

とても力強ささえ感じられそうな外観です。

 

 

 

やはり一目置かれるのは、屋根ではないでしょうか。

 

 

 

 

古くから造られてきた神社、その造形は本当に美しいですよね。

特に屋根には、効果な材料や特殊な技法が多く使われています。

屋根の仕上がりで、そのお堂の善し悪しが、決まると言っても過言ではないと言われるほど、建築の中で重要な位置を占めるのが屋根だそうです。

 

 

神社の屋根の形はいくつかの種類に区分できます。

代表的な6つの屋根の形場はこちらになります。

 

 

 

 

建物の屋根が外壁のラインから出ている部分を「軒(のき)」、その裏側を「軒裏(のきうら)」といいます。                                    普通の住宅では、軒が出ても1尺(303mm)から3尺(910mm)程度で、その裏側はあまり見ることもありませんが、神社建築では重要な部分になっていて、そこに大工さんの技術が集約されています。

 

 

 

寺院の建物は背が高く、軒の出が少ないと風雨にさらされるので、出来るだけ軒を出そうとなり軒の深い造りになりましたが、出せば出すほど軒に荷重がかかりますので強い構造が必要になります。

そのため垂木を太くしたり、本数を増やしたりして建物の外観に大きく影響をするようになりました。

また、のっぺりした見た目にならないように、垂木を二重にして立体的に見せたり、垂木の小口を白く塗装してメリハリをつけて1本1本の垂木の見た目の主張が強くなりました。

また、外に見えてくる垂木は、木の節のない綺麗な材料を選ぶようになり、「化粧垂木」と呼ばれています。

この様にして、神社建築の屋根が造られてきたのですね。

 

 

さて、冒頭でお話ししました 大きな剣(つるぎ)ですがこちらになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

この剣は全国を旅した日本武尊がたえず身に着けていたとされる、天皇陛下の三種の神器の一つ「草薙の剣」で、これにより国の平和が叶ったとされ「平和の剣」として奉納されたそうです。

剣の横には〔「平和の剣」に触れ、ご自身の厄難を祓い清め、日々の生活が平和で豊かに過ごせますようお参りください。〕と書かれております。

 

苦しい時の神頼みの一つとして、覚えておいてはいかがでしょうか。

 

 

 

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