工務店とハウスメーカーどっち選ぶ?自分達に合った工務店の選び方
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「工務店とハウスメーカーとどっちで家を建てようかと迷っている」
「自分たちに合う工務店をどうやって探したらいいか分からない」
そんなお悩みを持っている方へ、今回は、自分たちに合う工務店の選び方について解説をします。
家づくりの際に一番初めにぶち当たる壁は、会社選びです。家づくりは、会社選びがとても重要になります。どの工務店に家づくりを依頼したらいいのか分からない…建築会社や業者の比較検討で困っている方がたくさんいると思います。
自分たちが納得のいく家づくりが実現できるのは、自分たちに適した工務店にしかできません。工務店には各特徴や強み、こだわりが異なるので、さまざまな情報を集めて自分たちに合う工務店を探しましょう。工務店選びで失敗しないポイントやコツを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
工務店とは?ハウスメーカーと何が違う?
まず初めに、工務店とハウスメーカーの違いについて解説します。
工務店とは
工務店は、特定の地域に密着して、新築やリフォーム事業を行う建築会社のことです。
施工エリア
工務店の場合、施工エリアは、ハウスメーカーよりも規模が狭いです。工務店は、その地域に密着した建築会社であるので、施工エリアは、事務所から車で1〜2時間以内で行ける範囲や距離で定められている場合が多く、施工現場が事務所から遠いと、受け入れてもらえない可能性が高くなります。
ですが、工務店によっては、相談してみると受け入れてくれる場合もあるので、まず自分たちが家を建てる場所で、その工務店は工事が可能かどうか確認してみるといいでしょう。
費用
工務店でかかる費用は、一般的にはハウスメーカーよりも低い傾向にあります。工務店の場合、ハウスメーカーと違って、CMや広告、有名俳優や女優を使っての広告宣伝を大々的にしません。広告宣伝費が建築費用に上乗せされるハウスメーカーと違って、工務店の建築費用は、住宅の建設にかかる材料や人件費はほとんどを占めているので、ハウスメーカーと同コストの家を建てるのであれば、工務店の方がお得に建てることができます。
プランやデザインの自由度
工務店のおうちのプランやデザインは、注文住宅を扱う工務店であれば、自由度がかなり高いです。その土地で建てることができる広さに合わせて、自分たちの趣味嗜好や生活スタイル、家族構成に合わせた、オーダーメイドの世界に1つだけのプランを提案してくれることがほとんどです。
工務店でも、中には、あらかじめ用意されたプランの中から好きなものを選ぶセミオーダーの場合もありますので、プランやデザイン、間取りの自由度は、事前に調べていたほうが、後で後悔しないので、チェックしておきましょう。
工期
工務店で家を建てる場合、設計から完成までの工期がハウスメーカーよりも時間がかかる場合があります。
時間がかかる理由として、設計と施工があります。設計は、完全オーダーメイドになる場合がほとんどのため、お客様(あなた)が気に入る内容になるまで打ち合わせを重ね、修正を繰り返し、詳細を詰めていきます。一発で気に入った間取りやデザインになれば、時間はかかりませんが、打ち合わせを重ねていくうちに、これもしたい、やっぱりこうしたい、という風になってくるので、設計段階で時間がかかることが多いです。
また、施工の段階でも、1つ1つオーダーメイドのため、職人が現場で1つ1つ丁寧に仕上げていきます。ハウスメーカーの場合は、工場で作ったものを、現場で組み立てて終わりという施工のやり方ですが、工務店の場合は、そうではないので、施工にも時間がかかります。
アフターフォロー
工務店のアフターフォローは、会社ごとに異なりますが、手厚いサポートをしてくれる工務店が多い傾向にあります。家が完成してから1年後、2年後、3年後と毎年点検に来て、家の困りごとがあったらすぐに駆け付けてくれる、おうちのお医者さんのような存在である工務店が多いですが、中には、アフターサービスは自社ではなく、外注に任せている工務店もいます。家を建ててからも、長くめんどうを見てくれる工務店だと安心して暮らすことができるので、アフターフォローやメンテナンスもしっかりとしてくれる工務店を選ぶのがいいでしょう。
ハウスメーカーとは
ハウスメーカーは、日本で全国展開している、新築やリフォーム事業を行う建築会社のことです。
施工エリア
ハウスメーカーの施工エリアは、各地域に営業所や支店があることが多いので、全国に対応している場合がほとんどです。よほどの場所ではない限り、対応してくれる場合が多いです。
費用
ハウスメーカーの建築費用は、工務店より割高な場合が多いです。ハウスメーカーの場合、認知拡大のため、広告宣伝費用を多く使い集客をしているので、広告宣伝費用が建物の費用に含まれている可能性が高いです。
プランやデザインの自由度
ハウスメーカーのプランやデザインの自由度は、工務店より低いことが多いです。中には注文住宅を取り扱うハウスメーカーもありますが、ほとんどが決められたものから選ぶような場合が多いです。
工期
ハウスメーカーの工期は、工務店に比べて比較的早いケースが多いです。ハウスメーカーの家づくりの場合、規格化された素材や材料、建材を工場であらかじめ作っておいて、現場で組み立てるだけという簡単な作業が多いので、家を建てるスケジュールが早く終わることが多いです。
例外として、コロナや戦争など、さまざまな社会情勢の影響で、物資が高騰していたり、届かなかったりする場合は、工期が伸びてしまうことがありますが、よほどのことがない限りは、工務店よりも工期が早いです。
アフターフォロー
ハウスメーカーのアフターフォローは、会社によって様々ですが、工務店よりサポートが薄い傾向にあります。全国展開をして、年間棟数も多いハウスメーカーになると、家を引き渡して終わり、その後のめんどうは見切れないというハウスメーカーもいるので、注意が必要です。
中には、ちゃんとマニュアルがあって、定期的に点検してくれるハウスメーカーもあるようですが、しっかりと調べておいた方が安全です。
工務店が向いている人はこんな人
次に、工務店で家を建てることが向いている人の特徴について解説していきます。
注文住宅を建てたい人
まず、注文住宅を建てたいという人は、工務店で家を建てることをおすすめします。注文住宅とは、間取りやデザインを自由に設計して建てる一戸建て住宅のことです。建売住宅のような、すでに決められた家でもいいから、すぐに欲しいという方は、工務店は不向きかもしれません。
自分たちの好きな家をゼロから考えて作りたい人
次に、自分たちで好きな家をゼロから考えたい人も、工務店で建てるといいでしょう。工務店の場合は、自分たちの要望をよく汲み取り、プロの視点も加えながら、最適な設計プランを作ってくれることがほとんどです。他の人と同じ家に住みたくない、自分たちだけの家をつくりたいという人は、工務店に相談することをおすすめします。
その土地の風土に合った家を作りたい人
地元の風土や環境に適した家を作りたいという人も、工務店がおすすめです。工務店は、その特定の地域に何十年も根差した地域密着型の建築会社がほとんどです。そのため、その地域の気候や天候、風土や暮らし方も十分理解しています。雪国でも暮らしやすい暖かい家にしたい、湿度の高い場所でも、快適に暮らせる家にしたいという方は、工務店での家づくりをおすすめします。
家づくりの過程も楽しみたい人
家づくりの過程も楽しみたい人は、工務店をおすすめします。家づくりでは、1回しかないさまざまなイベントがあります。地鎮祭から上棟式(もち投げや柱に手形入れなど)、壁塗り体験やお引渡しイベントなど、会社によって家づくりの過程で行われるイベントがさまざまあります。工務店によっては、その会社ならではの、家族みんなの思い出になる楽しいイベントを企画してくれたり、感動する動画を作ってくれたりと、さまざまです。このような家づくりの過程を存分に楽しみたいという方は、工務店で建てることをおすすめします。
工務店のメリット・デメリット
次に、工務店のメリットとデメリットを紹介します。工務店のいいところだけではなく、欠点もしっかりと理解しておくことで、後悔のない家づくりができると思いますので、デメリットも知っておきましょう。
工務店を選ぶメリット
まずは、工務店のメリットをご紹介します。
設計の自由度が高い
冒頭でも書いた通り、工務店の場合、設計の自由度がかなり高いです。技術が高く、腕のいい工務店の場合、さまざまな要望にも何でも応えて実現してくれます。そのため、自分たちの好きな間取りやデザインを取り入れることができるため、理想の家づくりが叶えられます。
自分たちの要望を上手に汲み取ってくれる
工務店の場合、ヒアリングの中で、自分たちの理想はどんなものなのか、どんな暮らしを実現したいのかを聞いてくれることが多いです。言葉で上手に伝えることができなくても、参考となる写真やインスタの投稿などを見せて話すと、うまく要望を汲み取って、カタチにしてくれます。
対応が早くて丁寧
工務店は、ハウスメーカーに比べて対応が早くて丁寧な傾向にあります。
ハウスメーカーは、契約するのに必死な営業マンが多い傾向にあるため、ガツガツ売り込みや電話、メールをしてくることが多いですが、工務店の場合は、自然なコミュニケーションで、さりげない後押しをしてくれるため、イヤな感じをすることが少ないです。
何か相談したいことや、困りごとがあったとしても、工務店の場合はその日のうちに返事をしてくれたり、返事ができない場合には、返信できない旨を教えてくれることが多いので、工務店は安心できることが多いです。
家が完成した後も安心できる
工務店の場合、家が完成した後のアフターフォローもしっかりとしてくれることが多いので、安心して新しい家での暮らしを満喫することができます。長期の保証や定期点検、感謝祭など、家が完成した後のお付き合いが充実していると、とても安心です。
工務店を選ぶデメリット
続いて、工務店のデメリットをご紹介します。
倒産する可能性もある
工務店は大手と違って、小さな会社です。社会情勢や景気が悪いと、会社が倒産してしまう可能性もあります。いい家づくりをしていても、経営が不安定の場合、家づくりの途中でも、家が完成せずに、会社がなくなってしまい、返金もできないなんてケースもまれにあるので、注意が必要です。
人気の工務店の場合は、すぐに建てられないこともある
人気のある工務店の場合、設計士や営業担当の人数に対応しきれないお客様を相手にしていることがあるので、順番が来るまで待たなければいけないこともあります。1年や2年待ちのお客様もいる工務店もあるみたいです。小さな工務店で人気のある会社の場合、すぐに建てることができない、打ち合わせもすぐにできないというデメリットがありますが、その分、いい家を1棟1棟丁寧に職人や大工が仕上げていることが分かるので、工期に余裕がある方は、待つという選択も必要かもしれません。
最新の設備やデザインに疎い場合もある
最新の設備やデザインに疎い工務店も中にはあります。長年同じ工法で同じ設計を重んじている工務店の場合、最新のものをあえて取り入れていないケースも中にはあります。流行りのデザインを取り入れたい、最新のあの設備を絶対に取り入れたいという強い意志があるようでしたら、工務店に相談し、実現が可能かどうかしっかりと確かめる必要があります。
工務店の選び方ポイント
続いて、自分たちに合った工務店を選ぶポイントを解説します。ぜひ参考にしてみてください。
施工事例:自分たちの好むデザインや設計かどうかを見る
まずは、ホームページやSNSなどに掲載されている施工事例をみてください。そこに掲載されている施工事例を見て、自分たちが好きなデザインや設計がされているか、お施主様の要望をどのようにカタチにしたのかを確認しましょう。自分たちにぴったり合う工務店の施工事例は、どれを見てもすてきだと思えるはずですので、まずは、各工務店の施工事例をじっくりと見ることからはじめてみましょう。
相性:自分たちを相性のいい担当者かどうか見る
次に、電話やメール、実際にあった時の担当者の対応を観察してみましょう。どんな表情で、どんな言葉遣いで、どんな対応をしてくれるのか、それによって自分たちはどんな気持ちになったのか、考えてみましょう。この工務店いいなと思える場合、どの担当者であっても、不快に思うシーンは少なく、いつでも気持ちよくコミュニケーションをとることができるはずです。担当者との相性を確認してみてください。
費用:自分たちが無理のない暮らしができるか見る
次は、費用です。どんなに好みのデザインをする会社でも、どんなに相性の合う担当者がいたとしても、自分たちに不向きな金額を提示されては、理想の暮らしができるとは言えません。自分たちが普通に暮らしていく中で、無理のない生活ができる返済費用で建てることができる金額なのか確認しましょう。
多くの人の場合、住宅ローンを組むと思います。ローンを組むと、20〜30年の長期的な返済が続きます。その間に、子どもの教育費や生活費、その他車や家電製品などのローン返済、定年後の資金計画なども考えると、無理なく返済できる金額はかなり限られてくるかと思います。住宅ローンを利用して家を建てられる年収は一般的に400〜500万円だと言われておりますが、無理なく返済できる年収は700〜800万円以上が理想だとも言われています。
自分たちのライフステージにどのくらいの支出が待っているのかをしっかりと把握したうえで、家づくりの資金計画を立てるようにしましょう。
現場:工事中の現場がキレイかどうか見る
次に、現場が清潔かどうか確認しましょう。現場が汚れている、汚い、近所にもごみが散らばっているような現場は、いい家づくりをしている会社とは言えません。いつ現場に来ても、整理整頓ができている、ゴミが散らかっていない、職人さんの態度もしっかりしている工務店は、嘘偽りのないいい会社だと言えるので、建設中の現場を見ることをおすすめします。
その会社の技術力は、完成した現場からでも分かりますが、建設途中の現場を見てもわかります。壁が貼られる前の構造体を見たり、木材や工具を扱う職人さんの手さばきを見ると、技術力が高いか低いかが分かります。
また、雨の日、柱や構造体が塗れないように養生をしっかりとしてくれるかどうかも見るべきポイントです。雨や台風の場合、基本的にはブルーシートなどで木材をしっかりと養生し、濡れないように、飛ばされないようにしっかりとしている工務店が基本ですが、中には、養生をしないまま、濡れた状態を放置し、そのまま隠すように壁を作って覆ってしまうような悪質な会社も中にはいます。そうなると、断熱性が悪くて寒くて暑い家になってしまったり、新築なのに雨漏りがする家になってしまったり、住んでからいろんな問題が起きてしまうケースがあるので、要注意です。
経営:会社が安定した状態か見る
最後に、その会社の経営状況を確認しましょう。先ほども書いたように、工務店は、大手ハウスメーカーと違って、小さな会社なので、倒産してしまうトラブルが発生する恐れがあります。経営が安定して安心して最後まで家づくりを任せることができるかがとても重要です。
見るポイントとしては、最新の施工事例がホームページやSNSなどに投稿されているかどうかを確認したり、ホームページのスタッフ紹介をみる中で、スタッフの数が激減していないかどうかを確認するといいでしょう。経営状況は、すぐに判断することが難しいと思うので、定期的にホームページやSNSを見て把握することが必要です。
自分たちに合う工務店を選ぶまでの流れ
それでは、最後に、自分たちに合う工務店に出会うまでの流れを解説します。
工務店を探す
まず最初は、自分たちの住むエリアの工務店を探すことから始めましょう。すぐに展示場やモデルハウスなどに行って、工務店を探すということもありですが、効率のいい無駄のない探し方を紹介します。探す方法はさまざまな方法がありますが。以下4つの方法をご紹介します。
ホームページ
GoogleやYahoo!で「地域名 工務店」と検索してみてください。そうすると、その地域の工務店が検索に出てきます。会社のホームページがでてくることが多いので、ホームページを1つ1つ見て、自分たちに合いそうな会社かどうか判断してみてください。
ホームページを見ると、自然と建築の知識も少し分かってくるようになります。文章の隅々まで読むのは大変かもしれませんが、家づくりでは建築の専門的な知識を知っていれば、後悔のない家づくりが実現できます。家づくりの精度を上げるためにも、しっかりと読み込んでみるといいかもしれません。
まとめサイトや工務店が一括に紹介されているサイトもありますが、正しい情報ではないこともあるので、各会社のホームページを見ることをおすすめします。
SNS
次は、SNSで探す方法です。SNSは、とくにInstagramで探すといいかもしれません。Instagramの発見タブの検索で、「地域名 工務店」と検索するか「工務店」で検索すると、地元の工務店の投稿が表示されます。そこからいいと思った投稿を見つけて、自分たちに合う会社を見つけるといいと思います。
ポスティングや折り込みチラシ
続いて、ポスティングや折り込みチラシで探す方法です。アパートやマンションに住んでいると、毎日たくさんの広告チラシがポストに投函されることでしょう。工務店単体のチラシもあれば、地域の住まいフリーペーパーもあります。もちろん、新聞折込の記事にも載っている可能性もあります。それぞれの紙媒体をよく見てみると、意外と自分たちが好きな工務店の広告が入っていることもあります。今まで見ずに捨てていたチラシを、捨てずに少しでも見てみると、新しい発見があるかもしれません。
知り合いの紹介
最後は、紹介です。25歳〜30歳頃になると、友人や身内での結婚、出産、家の建設ラッシュがくることでしょう。先に家づくりをした友人や身内に、工務店を紹介してもらうことで、お得に家を建てることができたり、相性のいい工務店に出会うことができたりするので、家を建てた友人に紹介してもらうこともおすすめです。
資料請求をしてみる
工務店をある程度探すことができたら、次は資料請求をしてみてください。ホームページやSNSの情報だけでも十分分かると思うかもしれませんが、資料請求をしてみると、さらに詳しい施工事例やお客様の声を見ることができます。また、資料のセンスのいい会社であればあるほど、資料請求1つ1つもこだわって作っているので、家づくりの品質もいいだろうと予測できます。資料を見て判断することもおすすめです。
手元に資料があれば、イメージしやすく、他社との見比べもしやすく、比較検討がしやすくなるので、資料請求はしてみてください。
見学会に行ってみる
資料請求をして、2〜3社ほどに工務店を絞ることができたら、見学会を予約して参加してみましょう。見学会はモデルハウスやショールームの見学会と、完成現場見学会の両方を見ることをおすすめします。モデルハウスやショールームの場合、よりよく見せるため、現実味のない設計やデザインになっていることが多いので、モデルハウスやショールームだけを見学するのではなく、実際に設計して建てたおうちの見学会にも参加するといいでしょう。
無料で住宅ローンの相談や資金計画の相談などもしてくれることがあるので、イベント情報をよく見てみてください。
見学会では、家の施工事例を体感することも重要ですが、スタッフの対応や相性も確認することを忘れずにするようにしましょう。
相見積もりをお願いする
会社をある程度絞ることができたら、相見積もりをお願いしましょう。1社だけに絞れた場合、無理に相見積もりをお願いする必要はないですが、複数の会社と費用や仕様などを見比べることによって、後悔も少なく、費用の予算感覚がざっくり把握できるので、相見積もりをすることをおすすめします。同じような設計やプランでも、建築費用を安く抑えることができる可能性もあります。
また、出てきた見積書が、詳細までしっかりと明確に価格が表示されているか確認しましょう。内訳の精度が高いほど、その工務店に対する信頼性が高く良い工務店なので、見積もりの明細を確認するようにしましょう。
打ち合わせをする
自分たちの理想の家を建てるため、プランの打合せをしましょう。自分たちの要望や希望を話し、うまくまとめてくれるかどうか見てみましょう。ここでは、工務店の提案力や話力が試されます。
また、その打合せでは、営業担当のほか、設計担当者と話す機会があると思います。そこでの情報共有がしっかりできているかどうかや、設計担当との相性も確認するといいでしょう。
家づくりは、担当者1人で終わるのではなく、営業、設計、工務とさまざまな人の連携が必要になってきます。打ち合わせで垣間見れるスタッフ同士のコミュニケーションや情報共有を見て、本当に安心して任せられる工務店かどうか、信頼できる会社かどうか見極めることが重要です。
契約する
1つの会社に決めることができたら、ようやく契約に進むことができます。工務店選びからこの契約まで、3ヶ月でできる人もいれば、半年、1年2年と長く慎重にされる人もいます。長ければ、短ければ、いい工務店に出会えるわけでもないので、自分たちのペースで、自分たちの判断でしっかりと工務店を選ぶようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?自分たちに合った工務店の選び方について解説してみました。情報が溢れているこの時代で、自分たちに適した工務店を比較検討して、選択することは難しくなってしまったのかもしれません。ですが、このたくさんの情報の中から、よく吟味して選ぶことができれば、後悔のない家づくりをすることができるかもしれません。
インターネットにある情報だけではなく、自分の目で見て体感した情報も頼りにしながら、最終的には自分たちで決めることが大切です。
家づくりは一生に一度しかできないことです。この1回を楽しむことができるかどうかは、工務店選びにかかっていると言っても過言ではありません。人生の中で一番大きな買い物になるので、心配になる人も多いかと思いますが、満足のいく家づくりで、家族みんなで楽しめるよう、後悔のない選択をするためにも、今から計画的に動きだしてみてください。
カクニシビルダーでは、家づくりのお悩みや相談をいつでも受け付けております。話しだけでもしたい、いくつか疑問があるので、聞いてみたいという方でも大歓迎です。お気軽にお問い合わせください。