今人気!平屋のデザイン注文住宅を建てるメリットや注意点、おしゃれな平屋実例などを詳しく解説
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平屋のデザイン注文住宅の特徴やメリット
平屋ってどんな家なのか
最近人気の高い平屋のデザイン注文住宅ですが、実は古くから日本人になじみのある住宅であり、定番の家づくりスタイルでした。
すべての部屋がワンフロアに集約されており、2階建て、3階建てのように部屋へ移動するために階段を上り下りする必要がありません。
平屋の住宅では無駄な生活動線を最小限に抑えられて、暮らしやすさを追求する方に人気のある住居スタイルです。
平屋が今人気の理由とは
平屋の家づくりは、ワンフロアで全ての生活動線が完結するシンプルな間取りのため、日常の家事がしやすく、日々の無駄なストレスを感じることなく生活を維持できます。
またキッチンで料理中でも、ワンフロアなので子供たちに目が届きやすいなどといった家族とのコミュニケーションを円滑にできる点も人気の理由です。
また一昔前の平屋住宅というと昔ながらの家づくりの日本家屋がイメージされてしまいますが、現在はデザインのテイストも自由自在な平屋住宅が多く、おしゃれなデザイン注文住宅の平屋が増えていることも、昨今の平屋人気に大きく寄与しています。
平屋のメリット
すでにいくつか平屋住宅のメリットに触れていますが、ここでは平屋住宅の経験豊富な建築会社として地元エリアで好評いただいているカクニシビルダーが6つのメリットを整理してお伝えしたいと思います。
平屋住宅を検討されている方や、平屋住宅を任せられる建築会社を探している方にも必見です。
平屋のメリット①:ワンフロアで料理、洗濯、掃除など家事動線をコンパクトにできる
平屋住宅は二階への行き来が無いので、家の中を移動する時間が圧倒的に減ります。
ワンフロアにすべての部屋や機能が収まっているので、コンパクトな家事・生活動線を可能にします。
最近の平屋住宅はワンフロアの間取りでも、高い自由度なので、水廻りを1箇所にまとめたり、子どもの存在を確認しながら、料理ができる見渡しの良い間取りも平屋住宅の魅力の1つです。
平屋のメリット②:陽当りや風通しが良い
最近の平屋住宅の多くは窓が大きく設計されていたり、天井に天窓を付けるなどしているので、自然の光が家の中に差し込みやすく設計されています。また窓から風が部屋の中へ入りやすく、ワンフロアの各部屋を心地よく流れていく風通しの良さも人気の理由です。
全室窓を開けて空気を入れ替えると本当に気持ちいいです。
また射し込んでくる日差しで家の中が明るく暖かくなるので、日中は照明や暖房もほとんど使わずに済むので、電気代が安くなったという声もたくさんお聞きしています。
平屋のメリット③:家族とのコミュニケーションが取りやすい
例えば、子供部屋を玄関から一番奥に置く間取りにすれば、リビングを通らないと部屋に行けないので、外から帰ってきたら部屋に行く前に必ずコミュニケーションを取れます。
また、小さなお子さんがいる場合、2階建ての住宅だとちょっと目を離すと階段から落ちたり、バルコニーへ出てしまって、事故やケガに繋がることもあります。
その点平屋住宅は、全部の部屋がLDKにつながっている間取りが多いため、キッチンからすべて見渡せ、料理をしている時も子供の様子を確認でき、安心感が高まります。
平屋のメリット④:老後にも優しいバリアフリーな住まい
平屋住宅は生活の動線を最小限に抑えられている点以外にも、階段が無いため体や暮らしに負担の少ないバリアフリー設計です。老後の足腰が弱って来た時でも、少ない移動で生活が済んだり、転倒のリスクも軽減できたりなどの安心で快適なユニバーサルデザインの平屋住宅が人気の理由の1つです。
平屋のメリット⑤:自然災害や地震に強い
平屋住宅は二階建て住宅と比べて、「高さ」がないため、台風などの自然災害に強い構造です。
また地震は住宅の重量が重かったり、上の方に重心があったりすると、揺れも大きくなります。その点、平屋住宅はワンフロアなので重量も軽く、重心も低いので、地震の揺れを軽減することができます。自然災害や地震はどうしても逃れることができないので、平屋住宅にすることで災害リスクを軽減できます。
平屋のメリット⑥:メンテナンス費用を抑えられる
10年、20年と快適に長く住むためには家を建てた後も外壁塗装などの定期的なメンテナンスが必要です。二階建ての住宅の場合は、実質的に、「2階部分」もメンテナンスが必要になります。それだけでもメンテナンスコストはかかります。
さらに外壁塗装や屋根の修理など外部の修繕の際には、足場を組む必要も出てきます。
しかし平屋住宅の場合は、そもそも2階部分のメンテナンスをする必要もなく、外装メンテナンスの際も高い足場を組む必要がないので、定期的なメンテナンスコストを多くの面で低く抑えることができます。
平屋のデメリット・注意点
広い敷地が必要
平屋住宅で二階建て住宅と同じ床面積にするためには、建物の建築面積を広げるしかありません。
例えば30坪の床面積の建物の場合、二階建て住宅であれば、1階と2階それぞれが15坪ずつの合計30坪の床面積を実現できるので、最低15坪の建物が建てられる土地を探せばいいのです。しかし、平屋住宅の場合は、建築面積=床面積になるので、30坪分の建物を建てられる土地を探さなくていけません。
平屋住宅を選ぶと必然的に広い土地が必要になり、土地購入コストも割高になるので土地の高い都市部などでは費用面でデメリットが大きくなります。
平屋住宅を建てる場合は坪単価の低い地域を選定することが大切になります。
防犯面、プライバシー確保の面で不安
平屋住宅の場合、全ての部屋が一階部分にあるため、外部から侵入されやすいといった防犯面のデメリットもあげられます。
特に暑い夏の夜は、暑さをしのぐために窓を開けて寝たいと思う方もいると思いますが、防犯面では不用心なので、寝ている間に窓を開けっ放しにすることは難しい選択肢になります。窓を開けなくても快適な温度管理ができる設計を事前にしておく事が必要です。
また平屋住宅は1階のみなので、人通りの多い場所に平屋を建てる場合は、人の目線にも注意してプライバシーにも配慮した設計をする必要があります。この場合によくある解決策としては建物をL型にして、建物で隠れる側に大きく窓を設置したり、塀を効果的に建てて、周囲からは見えにくい環境を作ることをオススメします。
また最近では家の真ん中に「中庭」を作り、陽当り・風通しの確保と防犯・プライバシー確保の両立をする平屋住宅も人気になっています。
家族構成やライフスタイル別!おすすめの平屋注文住宅の設計ポイント
このセクションでは、平屋の注文住宅に向いている家族構成やライフスタイルをお伝えします。またその際の平屋住宅の設計ポイントもあわせてご紹介します。
これから子育てor子育て中の家族のための平屋
妊娠中の妊婦さんにとって階段の登り降りはとても大変になります。将来子供を持ちたいと思っているご夫婦にとって階段の無い平屋はとても過ごしやすい環境です。
また、すでに子育て中のご家族にも平屋は適しています。
二世帯住宅などでは、子どもが2階で走り回ったりすると1階に響いて迷惑がかかると思って気を遣って大変な思いをする場合もありますが、平屋ではそんな心配もなくのびのび子育てが出来ます。
またお子さんが階段から落ちたりするような危険もないので、安全面でも安心です。
当社のお客様でも、平屋住宅に住み始めて「あれ?うちの子こんなに走り回る子だったの!?」と思う位に元気に遊び回るお子さんを見て嬉しい驚きを持つお客様もいらっしゃいました。
趣味の多い二人暮らしの平屋
平屋住宅では工夫次第でどんな形にでもカスタマイズできるのが平屋の魅力です。ご夫婦、カップルそれぞれの趣味を持っている場合は、各自の趣味を堪能できるような間取りや十分な収納を用意する設計がポイントです。
例えば、平屋ではリビングとお庭の間にウッドデッキや縁側を設置すれば、大空間が実現できます。週末にはたくさんの友人や知人を招待してリビングから続くお庭でバーベキューを楽しむなんてこともできます。
他にも子育てを終えたご夫婦がセカンドライフのために平屋住宅を当社で建てられたお客様がいます。
「どうしても薪ストーブを設置したい」とご相談いただいたのですが、平屋住宅は天井を高く設計できるメリットがあるので、高い天井のリビングの中心に薪ストーブを設置して、天井までシンボリックにダクトをおしゃれに設けました。お客様は薪ストーブのある生活を楽しまれており、セカンドライフを満喫されているとのことでした。
ペットを飼っている家族の平屋
ペットを飼われているご家族にも平屋は人気です。当社でもペットを飼われている方からの平屋住宅のお問い合わせは多くいただいております。
二階建てにペットと一緒に住んだご経験がある方は分かると思いますが、
二階の階段口にペットが入らないように柵を設置しているご家庭も多いと思います。
元々は幼児の転落防止のために置かれることが多かった柵ですが、ペットの階段の上り下りの時の転落事故を防ぐために設置している場合も多いです。
その点平屋であれば、ペットの階段でのケガや転落のリスクも考えなく済みますし、平屋とともにお庭も準備できれば、ペットが自由に走り回れるスペースも確保できます。ペットもご家族も安心して快適に過ごすことができます。
またペットが自由に走り回る様子をご覧になる時間がご家族にとっても幸せに感じられることにもなります。
バリアフリーが必要な家族や老後のための平屋
平屋住宅は生活動線がコンパクトに設計されていて、階段が無いため高齢のご家族や障害を持たれたご家族にも優しい設計です。
例えば車いすでの生活が必要な方の場合でも、元々フラットな平屋なので、車いすの動線をしっかり確保できれば、車いすの方も介護するご家族の方も、ともに快適に過ごすことができます。
また子育てが終わり、夫婦二人だけで二階建て住宅に住んでいる方の多くが、二階の部屋を全く使わず、物置部屋になっているケースが多い事実があります。
しかし、平屋住宅であれば、子育て時期は1部屋を子供部屋に使い、子供が巣立てば、趣味の部屋や家事のための部屋に使ったりと、老後の自分たちのために快適に各部屋をどう使うかを楽しみにできることも平屋の暮らしならではです。
平屋のデザインや間取りでのポイント解説
この章では平屋住宅を建てる際に気をつけると良いポイントや、平屋での生活をより快適にするためのアドバイスをしていきます。
日当たりの良い平屋にする間取りとは
平屋は環境次第で日当たりや風通しが悪くなる場合があります。まずは家を建てる前に、周囲に高い建物がないかといったことを確かめましょう。
その上で、設計上で意識することは、採光や風通しの計算をして窓を設置するということです。平屋の場合は屋根に天窓を設置することができ、天窓からも採光できます。キッチンの上に天窓を設置して、明るい光が差し込んでくる中でのお料理をするなんてとっても気持ちいいでしょう。
また防犯面やプライバシー確保を意識する場合は、中庭を設けて日当たりや風通しを確保しつつ、外からの視線は遮ることができるという方法もあります。
中庭から家全体に光が差し込むことで、雰囲気も一層おしゃれになるでしょう。
開放感のある平屋にするコツ
高い天井に吹き抜けがある空間はとても開放感があります。
帖数を広くすると開放感は当然得られますが、それだけコストもかかります。しかし、天井を高くする事は、それ程費用はかかりません。
同じ帖数でも、天井が高いほうがより広さや開放感を感じやすいです。
またリビングの天井を勾配天井にする方法も空間を広く感じさせるポイントです。
リビングに大きな窓を設置して、窓に向かってリビングの天井が高くなるような勾配天井にすることで外の広がりを部屋の中にも取り込むような錯覚になり、空間をより一層、開放的に感じられます。
平屋はコンパクトだけど、設計の工夫で広く感じる・広く見せる設計を楽しむことができます。
平屋に縁側(ウッドデッキ)を設ける
縁側とは、室内と屋外を繋ぐ板張りの空間のことを言います。
その中でも、ガラス戸の外側にある「濡れ縁」と、ガラス戸の内側にある「くれ縁」の2種類に大きく分けられます。
もしかすると縁側は昔の家にあるようなイメージで今どきの家には付いていないと思う方も多くいらっしゃるかと思いますが、最近ではLDKと繋げたお洒落な縁側(濡れ縁)を設置する方も増えております。
縁側を設置するメリット
- 家の中にいる感覚で気軽に外を楽しめる
- 庭を眺めたり、日向ぼっこをしてのんびりできる
- 室内と繋げた空間として広く使える
- お洒落な内外装になる
平屋ならではの、室内と屋外の空間をうまく活用する縁側を設置することもおすすめです。
また、軒を大きく出すことで雨の侵入を防ぎ、室内に入ってくる直射日光の調整も可能になるので、設計次第で省エネも実現できます。
土間のある平屋で自由な暮らし
最近のお家ではあまり見なくなりましたが、この「土間」の魅力が再注目されています。
土間とは、室内と屋外の間に設けられた、土足で行動できる空間のことを指します。
土間にキャンプやBBQ用品、釣り道具などを置いたり、自転車や車を置くガレージにしたりと、土間を現代風に活用することで、今まで叶えられなかったことが実現できます。
土間を設置するメリット
- 直射日光や雨などを避けながら外で使う道具の収納スペースとして活用できる
- DIYや自転車いじり、植物の植え替え、家庭菜園の仕分けなど作業スペースとして活用できる
- テーブルやイスを置けば、趣味の自転車を眺めながらコーヒーを嗜むなど憩いの空間になる
家の中と外をつなぐ空間として平屋に土間を設けるプランも検討してみる価値はあります。
平屋プランや施工実績
デザイナーズ平屋住宅
太陽の光や風など自然の力を家の中に取り込み、家族や友人との集い、くつろげる空間を提供してくれる平屋住宅。さまざまな愉しみをもたらす平屋の暮らしをカクニシビルダーならではの提案力でご紹介します。
平屋のワンフロアならではの愉しみ方をこだわりに合わせてデザイン、設計していくカクニシビルダーのデザイナーズ平屋住宅をご覧ください。
KAKUNISHI× ONE-STORY HOUSE
一階だけで生活のすべてを完結させる平屋住宅。平屋住宅というと、昔ながらの日本家屋をイメージしますが、カクニシビルダーのデザイナーズ平屋住宅はデザインのテイストも自由自在。平屋住宅の魅力はなんといっても広大な敷地に建つその姿です。
平屋住宅が持つ水平の直線で構成された外観の細部とシルエットが自然豊かなロケーションに映え、都市部に建つ住宅には真似のできない魅力がある平屋住宅です。
FLOOR PLAN
平屋間取りプラン例1 | 平屋間取りプラン例2 |
参考:https://kakunishi.co.jp/lineup/1955.html
平屋だからこその心地よさと快適さがあります。無駄の少ないシンプルな設計の平屋にはメリットが豊富です。カクニシビルダーでは平屋の魅力を活かしたデザイナーズ平屋注文住宅をご提案します。
平屋暮らしの施工実績
これまでカクニシビルダーで平屋を建てていただいたお客様の実例を一部ご紹介します。
これから平屋を建てようと思っている方は、ぜひ参考にしてください。
ゆとりあるひとときを楽しむ平屋H様 鹿沼市 | 個性際立つアメリカンスタイルの平屋S様 鹿沼市 | 家族の笑顔が集う平屋 |
https://kakunishi.co.jp/works/2189.html | https://kakunishi.co.jp/works/2237.html | https://kakunishi.co.jp/works/705.html |
竹のフロアが心地良い、平屋の2世帯住宅 | 敷地の高低差を活かした平屋住宅 |
https://kakunishi.co.jp/works/727.html | https://kakunishi.co.jp/works/713.html |
平屋暮らしの先輩の声
平屋の暮らしを選ばれる方は実にさまざまなライフスタイルがあります。ご夫婦二人暮らしの方、子育て中の方、ご両親との同居をされている方など、多様なライフスタイルのご家族の方が平屋での生活を選び、楽しんでいます。
その平屋暮らしの先輩の声を一部ご紹介します。これから平屋の注文住宅をお考えの方は、ぜひ間取りやデザインなど参考にしてください。
個性際立つアメリカンスタイルの平屋 | ゆとりあるひと時を楽しむ平屋 | 家族と豊かな時間を育む平屋 |
図面を見ながら土地に余裕があったので平屋で進めることにしました。子どもが階段から落ちたりするような危険もないので、平屋にして正解でした。 | 「平屋だと天井は高く取れますよ」と言われて、天井高く取れるだけ取ってもらって良かったです。すごく開放的な空間で、毎日気持ちがいいです。 | 明るい光が差し込んでくるのでお料理をしていても楽しいです。この天窓は、カクニシさんで建てた他の平屋の建物を見せてもらってマネをしたポイント。 |
https://kakunishi.co.jp/voice/775.html | https://kakunishi.co.jp/voice/768.html | https://kakunishi.co.jp/voice/750.html |
家族を感じるやさしい平屋 | 二人を楽しむ、バリアフリーの平屋 |
母の勧めがきっかけで平屋を考え始めました。子供が自立して家を出た時には2階は必要がなくなるんですよね。デザイン的にもおしゃれな平屋が増えていて「平屋もいいかな」と思ってカクニシさんに相談したら、子供にやさしい平屋ならではのプランやメリットを教えてくれました。 | 車椅子になっても家の中を動けるようにということを前提に、思い切って平屋への建て替えをお願いしたんです。これからは、夫婦二人で暮らすのなら、我が家のようにバリアフリーにもできるコンパクトな平屋がいいと思います。 |
https://kakunishi.co.jp/voice/747.html | https://kakunishi.co.jp/voice/745.html |
平屋のデザイン注文住宅のまとめ
いかがでしたでしょうか?
今人気の平屋住宅について、メリットやデメリット、平屋の注文住宅を建てる時の気を付けるべきポイントなど、たくさんご紹介してきました。
魅力いっぱいの平屋住宅。こだわりや理想の暮らしを実現した平屋住宅の実績もご紹介させていただいたので、みなさんの平屋ライフスタイルの夢も膨らんだのではないでしょうか?
今回ご紹介した平屋住宅は全てカクニシビルダーが設計や建築しているものです。何か気になる点などあれば、お気軽に経験豊富な当社スタッフまでお気軽にご相談ください。