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山と神 足利所縁の刀と亀神

みなさま、こんにちは。
カクニシビルダーのエビハラです。

栃木を深堀しております。

8/11は山の日。

以下講談風にお読みください。
時は戦国末期 後北条の時代より下りて
北条家の浪人に石原甚五左エ門と云う者あり 妊娠中に妻女を連れて信州小諸を通行するとき山中にて産気つきたれとも男のこととて詮方なく途方に暮れける折谷間より煙の立ち上るを見て
定めし人家あるべしとて谷を下りしに果して一軒の家ありて老婆住めり 妊婦をこの老婆に託し薬を求めて小諸に行き急き帰りて見れば婦人の泣声聞ゆ 帰りて見れば其妻の分娩しける児を老婆がムシャリムシャリと取喰へる所なりければ甚五左エ門怒て一太刀切りつけたるに老婆戸を蹴破りて出でければ跡を慕つて追かけたるに血汐の後山腹の岩窟まで続けり 仍って松葉を以っていぶしたるに老婆出て来て怒りの形相物凄く牙を嚙みならして飛びかかりければ一刀の許に切り伏せたり 依て山姥切と名付く・・・
(原文ママ)

 

足利市ゆかりの刀剣 山姥切国広 刃長二尺三寸三分(約70.599㎝)

 

山姥とは神か?妖怪か?人か?
昔話には隠喩が多い。
殊に、山の中での怪異には生贄としての意も加わる。
古来、諏訪信仰 山の神は蛇神。 山の山容は甘南備山、三輪山、男体山等に代表される自然そのものの姿。蛇の姿。
カカ ハハ は蛇の名 母?=何れも山の神。
ハハの国に帰りたい。

 

もののけ姫の中で、乙事主様が、

「かつて我々の体はもっと大きかった。今は小さくなってやがて人間に食われる肉となる。」と自らの霊威の縮小を嘆いていたのは何が原因か?

狩猟で山の獣や場を支配する山の神の意思が介入し、その意思により狩猟の成否が変わってくると猟師はいう。
イノシシの蘇生を防ぐためには、『諏訪の祓い』を唱えながら尻尾を切り取らなければならないとも聞く。
山や森、川から神を建物内へ遷した時に、偉大な自然そのものとの一体感による神聖な体験から、政教一体の世界に浸る簡単な高揚感への移行に違和感を感じなくなってしまった我々の低い感受性が神を殺したのかもしれません。

 

諸星大二郎氏の稗田礼次郎が出会う山の神は、モノ
私の好きな妖怪ハントです。

1996年。今から四半世紀前。大自然の化身が足利市赤雪山の麓より出現。

 

カルト集団オウム真理教の摘発が1995年。オカルトと現実の区別がつかない状態の危うい歴史認識の薄弱さが可笑しくもあり、恐ろしくもあり。地下鉄を襲うシーン等はメタファーとしては衝撃的。
龍脈を通るかのごとくに名草巨石群付近からの出現も、サイエンスフィクション心を擽るポイント。
沈黙の合気道師範スティーブン・セガールの娘 藤谷文子が、巫女か依り代かのごとく巨大意思と交感。

 

 

赤雪山の赤は、無念の血の赤を指します。

 

地球外生命体レギオン(聖書でいう悪霊の意。)と足利市・群馬県の境で交戦。私の故郷の多くが灰になりました。

昨今の線状降水帯による甚大な被害は、大自然の驚異と被害の甚大さから想像を超えた被害を齎してきます。

(人災による事象も多いか?) 気象現象の擬きとしての怪獣の破壊力に近いものがあります。

 

龍脈が通っている等は、子供の頃に誰彼となく聞いた記憶。長尾景虎も、武田信玄も足利学校の出となれば仕官する上で重用したとの話もあり、易、卜占、風水、軍略、鉄鋼石や銅鉱床の発見と採掘。軍師の育成の名残が曖昧な伝承として残ったか??

 

https://ameblo.jp/kakunishi-builder/entry-12698352861.html

 

宗教の政治利用東照大権現

https://ameblo.jp/kakunishi-builder/entry-12704986154.html

 

“擬(もどき)”としての磐座や、山そのものへの畏敬を人の住まう社殿に遷すことで、小さな神社や古来より信仰の対象であった石や木そのものを軽んじて、正月の参詣でも大規模な神社が良いという様な精神性の薄い、ご利益や縁起かつぎの為の参拝が主流となった感がありますのは悲しい限りです。

 

あなたの知らない世界

赤雪山~両崖山~織姫神社まで
パワーを感じるハイキングは如何でしょうか?

 

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9月4日(日)バス見学会開催予定でございます。

是非ご検討下さいませ。

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