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色々な釘の種類や違いについて①

 

皆様こんにちは。

品質管理部の髙山です。

 

 

前回のブログで【ビス】のお話をさせていただきましたので、今回は【】のお話をいたします。

 

 

釘の概要

釘の形や使い方は、皆様もどんなものか比較的、連想しやすいと思います。

 

『ウィキペディア』では、

釘(くぎ)は、ねじ部を持たない略棒状の本体をほぼ変形させることなく、そのままハンマーなどで打ち込むことによって結合する固着具

とあります。

※ねじ→は、前回勉強しましたね。

 

こちらもビスと同様、釘にも色々な種類が御座いますでの、ご紹介いたします。

 

 

釘の種類について

まずは、【釘頭部の形状】です。

 

 

  • 布目頭(網目つき)

鉄釘の平頭は、一般的に網目の凸凹がついている。

打ち込み時に金槌などの滑り止め効果がある。

網目のあるなしで釘の種類(N釘かCN釘か)を判別できる。

 

 

 

  • 平頭、大平頭

最も一般的な頭形状。

大平頭は平頭より頭径が大きく、平頭より大きな面積で対象物を留めることができる。

 

 

 

  • 丸頭

釘の頭が皿状になっている。

表に見せる釘で、装飾的な役割で使われるため、錆びない素材(ステンレスや真鍮、銅など)のものが多い。

 

 

 

  • カップ頭(カップ頭大)

頭部の中心にくぼみがあるのが特長。

ある程度釘を打ち込んだ後、このくぼみに釘締めなどの工具をあててさらに打ち込むことで、材料を傷つけることなく釘頭を木材に表面より沈めることができる。

金槌などで表面まで打ち込めないような狭いところにも使われる。

 

 

 

  • 羽目頭

一般的に銅板をとめる場合に使用。

 

 

 

  • ケーシング(パネル)

釘を打ち付けると釘の頭上面と板の面が同一になり、板面から釘の頭の出っ張りが無い状態になる。

頭部が小さく、打ち込んだ後に目立ちにくいのも特長。

色数も多いので化粧合板などの色に合わせて使用する。

 

 

 

  • 傘頭

頭部に傘がセットしてあり、強度も大きい。

トタン、塩ビ、ポリエステルの各波板に使用する。

波板を取つけるための釘で、頭の部分についた傘が雨を通しにくくする。

基本は波板の素材と同じものを選ぶ。

 

 

 

  • L型

釘全体の形状がL字形状に似ているのでL(エル)頭、またはL(エル)釘とも言われる。

瓦のズレ防止用として、瓦用に使用する。

 

 

 

 

つぎに、【釘胴部の形状】です。

 

 

 

  • スムース

最も一般的な胴部形状。

締結力を釘の表面と木材間の摩擦力にのみ依存している。

素の鉄くぎは鉄が錆びることで木材の固定力を増す。

 

 

 

  • スクリュー

ネジ形状となっているので、捩れながら入り込むためストレートより板との固定力が強い。

強力な保持力が必要な個所に使用。

 

 

 

  • リング

リング形状となっているため、板への喰い込みがあり、スクリューよりさらに固定力が強い。

防火壁、ボード下地天井、ベニヤ板などの取り付けに使用。

 

 

 

 

  • パワースクリュー

スクリューのネジ山部分に逆回転防止用の逆スクリュー溝を施している。

このため、スクリューより回転緩み止めに効果を発揮。

 

 

 

 

いかがだったでしょうか?

 

次回は、釘の素材や、釘の種類のお話をいたします。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

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