古民家に設置されている免震装置、ご存じですか?
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こんにちは、リノベコンサルティング部の稲垣です。
先日埼玉県で一番古いとされている木造住宅を見に、小川町に有る、吉田家住宅に伺ってきました。
掲示板には、享保6年(1721年)に建築された県内最古の建築物と書かれています。
確かに趣のある玄関です。
敷居をまたぎ土間に上がると、囲炉裏が迎えてくれました。
何度か改築しているとの事ですが、築300年の趣はここにも感じました。
囲炉裏の奥から南側を見ると、天井の梁の曲線と、床板、柱、障子の直線が調合したデザインはおしゃれにさえ感じます。
また、囲炉裏から土間を見下ろすと、かまどが有ります。
これもまた趣が有りました。
全体的にさすがに築300年という感じはいたしました。
ですが、古い建物はただ古いという訳ではなく、その間の災害に耐えてきたという事でもあります。
小川町が比較的地盤の良い地域という事もございますが、現代建築の家が多々倒壊しているような大きな震災をくぐりぬけてきた秘密は、免震装置に有りました。
束(つか)と束石(つかいし)です。
実は神社・仏閣でも採用されているこの工法は、束石と束が結束されていないため、免振装置となっています。
9/1は、防災の日です。
震災は忘れたころにやってきます。
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少し気になる方、地震が心配な方、どうぞお気軽にお申し付けください。
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