地鎮祭とは?~必要性とマナー、準備するものと費用~
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皆様こんにちは。カクニシビルダー 建築コンサルティング部の石川です。
先日、地鎮祭を行って参りました。
そこで!
地鎮祭ってどうしてするのか?また、地鎮祭を行うにあたり、どのような決まり事、マナーなどあるのか?
疑問に思いますよね?!
今回は、地鎮祭についてお話したいと思います。
【地鎮祭って? 地鎮祭はやる方がいいの?やらなくてもいいの?】
・地鎮祭とは、建物を建て始める前に行う儀式になります。
建築工事や土木工事が始まる前に神主を招いて、その土地を守っている神様(氏神様)に対して許しを得る。また、工事の安全とそこで施主様ご家族様が安心して暮らしていけることを祈願する儀式です。
これにより、施主・施工会社(設計者・営業・施工管理者)が一般的に地鎮祭に参加致します。
※神式で行われるのが一般的ですが、宗教により仏式やキリスト境界で行われることもあるそうです。
・地鎮祭を行うかどうかは、施主様がご判断する立場にあります。
→“古い習わし”、“手間と費用がかかる”などあり、現代では必ずやらないといけない儀式でありません。全くやらないのは!と心配になる方は、費用を抑えて略式で行うこともできます。進め方で必要な準備品や費用が異なってきます。
【地鎮祭の進め方は? 何を準備するひつようがあるの?】
・地鎮祭を行う場合、一般的に依頼している施工会社の方で、段取りを整えて頂けます。
なので、施工会社のご案内に従って行っていただければ問題ありません。
ですが、施主として知っていただいた方が良いと思われます、簡単に地鎮祭の流れや準備についてご紹介させて頂きます。
地鎮祭は、11の行程で進められます。※神主様のご指示がございます。
- 修跋(しゅばつ)の儀:全員が起立して、神主さんが、お供え物と参列者を祓い清めます。
- 降神(こうしん)の儀:神主さんが神様を招きます。
- 献饌 (けんせん)5:神主さんが、奉献酒とお水、お供え物を神様に差し上げます。
- 祝詞奏上(のりとそうじょう):神主さんが、氏神様に新築の安全祈願を行います。
- 四方祓い(しほうはらい):お米とお塩、白紙によって土地を清めます。
- 鍬入れの儀:鍬入れの儀は地鎮祭のメインイベントであり、施主も参加します。鍬入れの儀では、施主は大きな声で「エイエイエイ」と3回掛け声をかけて砂を崩す動作を行います。
- 玉串拝礼(たまぐしほうてん):順番に玉串を祭壇に置き、神様に捧げます。祭壇に置くときは、茎を祭壇に向けて両手で丁寧に置きましょう。
- 撤饌(てっせん):神主さんがお供え物を下げます。
- 昇神(しょうじん)の儀:神主さんが、神様を送り返します。
- 神酒拝戴(しんしゅはいたい):安全を祈願して献杯します。音頭は神主さんが行います。
- 神官退下:神主さんが現場を後にします。
【当日までに準備するものは?】
地鎮祭の準備には、日取りの決定、神主さんのアテンド、必要なモノの準備の3つがあります。
・日取りの決定:一般的には、暦の「仏滅」や「赤口」を避け、「大安」「友引」「先勝」に行うのがよいとされています。
※一般的に日程は、施工会社側が工事着工前の日取りで神主様と施主様の日程をお伺いし、日の良い日であり、時間帯は明るい時間帯にて調整をいたします。
※雨の日でも実施されます。雨は土地を清めるとされ縁起が、良いとされています。
・①会場作り、②神事、③神様へのお供え物、④直会、⑤神主様へのお礼とありますが、基本的には、神主様の方で①~④はご準備頂けと事が多くありますが、必要により施工会社よりご準備頂くもののご連絡があるかと思います。施主様の方でご準備頂くものといたしましては、⑤の神主様のお礼はことになります。
※神主様のお礼について、「初穂料(神主さんへの謝礼)」と「奉献酒代」の2つの意味愛があります。
※のし袋:地鎮祭では、下記の写真にある紅白の紐を使った「蝶結びの水引」と「淡路結びの水引」を使用するのが一般的です。
注)結び目が固く締められている「結びきりの水引」は、1度きりしか起こって欲しくないことに使用するものです。一般的に「地鎮祭に向かない」とされていますので、使用しないように注意しましょう。
【補足:解体清祓いとは?】
・建替えの場合、解体工事が行われますが、その解体工事前に行われる儀式を「解体清祓い」といいます。解体後に行われる儀式は地鎮祭となります。
解体工事前に行うお祓いの考え方といたしましては、地鎮祭と同じような考えになります。
今までお世話になったお家に感謝の気持ちを示し、これから行われる解体工事が無事に完了するように神様に祈願するという意味合いがあります。
地鎮祭ほどに行われることは多くはありませんが、親族などに解体工事前のお祓いをやっておくほうが良いかもしれません。
地鎮祭と同じように必ずやらなければならない儀式ではないようですので、施主様がお決めになることとなります。
・井戸や仏壇の魂抜き
お祓いといたしまして、井戸や仏壇、又は敷地内にあるお稲荷様など、魂が宿るといわれており、魂が宿るものを壊す・移動する場合は、魂を抜いてから壊すのが良いとされています。
・井戸・神棚・お稲荷さんの依頼先:神社
仏壇の依頼先:寺 となりますのでお間違いがないようにしてください。
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