～自然と優しさに包まれるリゾート①～

 

こんにちは、設計室インテリアコーディネーターの並木です。

今回、次回と２回に渡り、昨年12月半ばにお引き渡しとなりました都内企業様の那須別荘地内に建てられた保養所についてご紹介させていただきます。

 

 

こちらの建物は、延床面積約30坪の平屋、LDKに和室、寝室が２部屋、そしてLDを囲うように外には約10坪のタイルデッキが広がっています。

また、玄関からLDに続く廊下には、土地の高低差を利用した数段の階段があり、60cm LD側が下がることで平屋でありながら高さに変化を感じる空間になっています。

 

それでは、建物の外観写真です。

 

 

 

外壁は周辺の木々との調和を考慮して、メインにグレージュカラーの木目柄を採用しました。

木の幹は茶色というイメージが強いですが、温かみのあるグレー系の色をしている樹種も多く、グレージュカラーとの相性が良いです。

 

 

続きまして、室内の方のご紹介です。

こちらの保養所では、過ごされる方々が自然を感じながら癒され、リラックスできる空間をテーマに、まずは大きな面積を占める床、天井の板材は明るく優しさを感じるメープルを使用しました。

 

 

 

玄関ホールから一直線に伸びる廊下の先には、北、東、南の３方向がサッシで囲まれたLDがあり、屋外への解放感と共に移ろいゆく四季を楽しむことができます。

 

 

 

 

こちらの写真は玄関ホール正面のニッチです。

 

 

ニッチ背面のタイルはリーフ柄を採用し、小鳥のオブジェや野花と木の実のアレンジで穏やかな自然を演出してみました。

 

 

こちらがLDになります。

 

 

LDは少し高級感を感じていただきたく、クッションカバーやアートにボタニカルモチーフを取り入れながら、家具はモダンなデザイン、カラーを採用しました。

 

 

 

ダイニングセットのチェアは違ったデザインを３種類、２脚ずつ取り入れました。

この提案に施主の企業様は驚かれましたが、非日常の空間で椅子の座り比べなど楽しんでいただくのも良いのでは、という考えに賛同いただき採用となりました。

お引き渡し時には座り比べを楽しんでいただけたように思います。

 

 

まだまだご紹介したいことはたくさんありますが、今回はこの辺りまでとさせていただきます。

次回はリビングに隣接している和室と2つの寝室などを紹介させていただければと思います。

 

では、また次回をお読みいただければ幸いです。