国内最大級!現役の木造校舎
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はじめまして。
カクニシビルダー不動産コンサル部の鈴木です。
分譲地、土地、中古物件を担当しております。
鹿沼在住云十年、鹿沼の事は何でも知っているつもりですが・・・!?
そんな私が地元鹿沼の知っているようで知らないことを、深掘りし、皆様に鹿沼に興味をもってもらえるようにお伝えしたいと思っております。
鹿沼には自慢の小学校がいくつかあります。
今回は、カクニシビルダー千手町分譲地より徒歩約7分の場所にある【鹿沼市立北小学校】をご紹介させていただきます。
北小学校は国内最大級とされる現役の木造校舎を、耐震改修して使用し続けています。
日本建築防災協会(東京)が選ぶ「耐震改修優秀建築賞」を受賞しました。
2016年の熊本地震で被災し、昨年復旧したあの熊本城(熊本市)の天守閣、富士屋ホテル(神奈川県足柄下郡)などとともに、今年度の9施設に選ばれました!!
子供たちは木のぬくもりの中、恵まれた環境でのびのびと学校生活を送っています。
昭和10年築。
鹿沼市は日光東照宮を作った大工たちが移り住んだといわれる木工の町、職人の町です。
昭和の初め「日本一の学校をつくろう」という地元の意気込みは並大抵ではなかったようです。
資材の吟味が厳しく、持ち込んだ材木の2~3割しか納入を認めてもらえないありさまで、業者からは皮肉を込めて「鹿沼の泣き学校」という異名をつけられました。
何万人もの子供たちが駆け抜けていった正面玄関の階段。
良質の松材が使われ、幅3.6メートルもあり、途中の踊り場で左右に分かれています。
元は礼儀作法を教えるための特別室であった「お話しの部屋」の座り机も築年当時のものでした。
50余年が過ぎ、この校舎のこれからが議論されたとき、地元の人たちは「当時の人々の熱い思いが刻まれた校舎をなんとか残したい」と要望し、それを行政も受けて総工費6億円で改修工事を行ない、後世にこの校舎を伝えることになったようです。
子供たちは暮らしの一部として雑巾掛けや床磨きをして校舎をいつくしんでいる・・・この学校を維持するのは大人の努力もありますが、日々のほとんどの時間を過ごす子供たちのおかげでもあると思います。まれにみる幸せな校舎です。後世に残していきたい鹿沼の建築物の一つだと感じました。
写真協力 鹿沼市教育委員会 鹿沼市立北小学校
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