建築家とつくる、
目指すべき先に、
高断熱・高気密住宅
マイホームを検討するうえで、一度は耳にする「高断熱・高気密住宅」。これから先を快適に過ごすためにも、ぜひ視野に入れておきたい住まいといえます。
カクニシビルダーでは、お客様にベストな木造住宅を提供するため、「高断熱・高気密住宅」に向けて積極的な取り組みを行っています。
例えば、壁内には高性能な断熱材であるフェノールフォーム、窓には断熱効果の高いペアガラスを採用することで、高い断熱性能を確保。断熱性能を見極める数値であるUA値では、当社プレミアムエコ仕様の住まいにおいて0.34 W/㎡Kを実現しています。
これは2030年基準(ZEH基準)を上回る数値であり、エネルギー損失を大幅に抑えることができる証でもあります。
さらに気密性能においては、隙間から生じる熱損失を少なくし、冷暖房効率のよい省エネ住宅を実現しています。
※2022年6月時点
高断熱・高気密住宅の
メリット
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一年を通じて快適
外気温の影響を受けにくいため、住宅内の温度を一定に保つことが可能です。冷暖房の効率がよくなることで、「夏涼しく、冬暖かく」快適に過ごせます。
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光熱費の節約
冷暖房のエネルギーロスが最小限で済むので、冷暖房費の削減にも貢献します。
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ヒートショック対策
ヒートショックとは、家の中の急激な温度差によって血圧が上下することで起こる失神や脳梗塞などのリスクです。高断熱・高気密にすることで、部屋ごとの温度差が少なくなるため、ヒートショックの予防ができます。
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結露防止
外気と室内の気温差に起こる結露は、カビの発生やダニの温床となり、健康に悪影響を及ぼします。そこで十分な断熱性を確保するとともに換気システムを導入することで、結露が起きにくくなります。
カクニシの
高断熱・高気密住宅とは
壁・床には、優れた性能を発揮する
断熱材「フェノールフォーム」を採用。
カクニシビルダーでは、住まいの断熱効果を高めるため、壁・床にフェノールフォームを使用しています(一部グレードを除く)。フェノールフォームとは、特殊な樹脂に硬化剤や発泡剤などを配合し、板状に形成した断熱材です。優れた断熱性能の他にも、劣化しづらく、長期的に断熱性能を維持できるなどのメリットがあります。
フェノールフォーム 主なメリット
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高断熱性
他の断熱材と比べても、熱伝導率が格段に低いのが特長です。例えば高性能なグラスウール断熱材なら熱伝導率は0.035 W/㎡Kレベルですが、フェノールフォームは0.020 W/㎡Kと圧倒的な断熱性能を誇ります。(数値が低いほど、断熱性が高くなります)
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長期断熱性
フェノールフォームは、極めて穴の小さな膜による気泡で構成されています。さらに、中に閉じ込められた発泡ガスが抜けにくく、外からの空気の侵入も少ないことから、 長期間断熱性能を維持できます。
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耐燃焼性能
熱硬化性で、熱に強く燃えにくい樹脂を使用しているため、炎を当てても炭化するだけで、燃え上がることはありません。
屋根・天井には、
高性能グラスウールを標準装備。
屋根・天井は、太陽光の熱エネルギーの影響を直接的に受ける場所のため、屋根面・天井裏には分厚い断熱材を入れる必要があります。そこでカクニシビルダーでは、厚さ155mmの高性能グラスウールを標準仕様としています。
窓にペアガラス(Low-E複層ガラス)を
採用。
屋根・天井は、太陽光の熱エネルギーの影響を直接的に受ける場所のため、屋根面・天井裏には分厚い断熱材を入れる必要があります。そこでカクニシビルダーでは、厚さ155mmの高性能グラスウールを標準仕様としています。
ペアガラス
(Low-E複層ガラス)とは
複層ガラスの内側に、熱の伝わりを抑えるLow-E膜をコーティングしています。一般的な一枚ガラスが放射率0.85程度に対して、ペアガラスは放射率が0.1以下です。この放射率が低ければ低いほど、赤外線を反射させ熱を通さないので断熱性を高めることができます。
発泡ウレタンによる
断熱処理にも対応しています。
断熱材を使用しない方法の一つに、発泡ウレタンによる断熱があります。これは液状の発泡ウレタンを吹き付ける方法で、隙間なく施工することが可能です。自己接着能力によって強力に接着するので、長期間にわたり優れた気密・断熱性を維持します。
省エネルギー効果が高いうえに、吸音性にも優れているため、外の騒音や生活音の漏れを気にする必要もなくなります。※オーダー対応となります
熟練の職人技で、
確かな高断熱・高気密住宅を
カタチにしています。
例えば断熱材を設置する上で、一番重要なのは隙間なく施工することです。もし少しでも隙間があると、そこから熱が漏れてしまい断熱効果が得られません。つまり、確かな断熱性能を確保するには、職人の技術が必要不可欠ということです。
その他の技術・設備
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太陽光発電システム
二酸化炭素の排出がなくエコロジーであるばかりか、自家消費で電気代がお得、停電時にも安心といった多様なメリットがあります。また発電して余った電力を電力会社へ売ることも可能です。
なお、行政では再生可能エネルギーの普及拡大を推進しているため、太陽光発電システムの設置について補助金等の支援制度を利用できるケースがあります。 -
自然冷媒ヒートポンプ給湯器
(エコキュート)エコキュートとは、自然冷媒(CO2)を利用して大気の熱を吸収し、電気の力でギュッと圧縮して高温にするヒートポンプ技術を応用した給湯器です。これを使うことで消費電力が、従来の電気温水器の1/3程度に節約が可能です。給湯は家庭で一番エネルギーを消費するだけに、とても経済的な給湯器としておすすめです。
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全館空調システム
全館空調システムでは、1台のエアコンによって家全体の冷暖房を行います。住まいの要所に設けた給気口から温度調節した風が送られるため、各居室はもちろん、リビングや洗面所、トイレなど、家の中の温度差が小さくなります。また、エアコンの直風による不快感がないため、自然体で過ごすことができます。
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熱交換型換気システム
換気システムとは、窓を開けずに換気装置を使って、強制的に屋内の空気が入れ替えられる仕組みです。カクニシビルダーでは、取り込んだ外気を室温に近づけて給気する「熱交換型換気システム(第一種換気システム)」を採用しています。例えば、真冬なら部屋の室温を保ったままで、室内の空気を循環させることができます。
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床下エアコン
エアコンの暖気を床下に吹き込み、床面に設ける吹き出し口から室内に取り入れて、全館空調を行う方法です。床からの輻射熱効果もあり、気流を感じにくく足元から適度な室温をエアコン1台で実現できます。初期コストが通常のエアコン1台程度、高断熱住宅であればランニングコストが抑えられる等、多彩なメリットがあります。