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意外と知らないシロアリのこと ― 基礎知識と対策

 

カクニシビルダー山岡です。

 

今回は、シロアリの生態や防蟻剤の種類、効果的なシロアリ対策について解説します。

 

 

 

 

シロアリは蟻の仲間じゃない!

そもそもシロアリは、「蟻」の仲間ではありません。

蟻はハチの仲間で、いわゆるハチ目です。

一方シロアリは、なんといまわしきあのGの仲間で、G目に分類されます。

(※ここではGが苦手な方にも配慮し、GのことをGと書きます・・・)

生物学上、蟻とシロアリは全くの別物なのです。

見分け方はいたってシンプルで、体のつくりが違います。

蟻は胸と腹の間にくびれがあります。
一方シロアリは、くびれはなく寸胴です。

実は専門家でなくても、容易に見分けることができます。

 

 

日本で発見された主なシロアリ3種類

・ヤマトシロアリ

東日本を中心に、日本全国に広く生息する代表的なシロアリです。

基本的に巣は地中につくるため、住宅に侵入しても被害が広がりにくいのが特徴です。

皮膚が薄く、風にあたるのを嫌うため、基本的に蟻道(ぎどう)と呼ばれるトンネルを作って侵入します。

蟻道は、粘土をこねたものを線状に伸ばしたような見た目をしています。

 

・イエシロアリ

西日本を中心とした比較的温暖な地域に生息しています。

木材の中に巣をつくることがあるため、住宅に侵入すると被害が大きくなる傾向があります。
温暖化の影響もあってか、近年では栃木県でも発見例が報告されています。

こちらもヤマトシロアリにと同様に、蟻道を作ります。

 

・アメリカカンザイシロアリ

空を飛んでやってきます。

日本では発見例は極端に少ないですが、風もなんのその。

どこからともなく飛んでくるので、ある意味防ぎようがありません。

発生する可能性はかなり低いものの、一般的なシロアリとはもはや別物といえる存在です。

 

 

防蟻剤は大きく分けて2種類

・ネオニコチノイド系の薬剤

昔から防蟻剤といえばこれ、というほど長年使われてきた薬剤です。

忌避性はなく、シロアリが口にすることで体内からやっつけるタイプです。

巣に戻ってから仲間にも効いていくので、効果抜群です。

ただ、薬剤は徐々に分解されていくため、5年ごとなど定期的な薬剤の散布が必要です。

また、その名のとおりニコチンに近い成分ですが、人工的につくった物質が用いられています。

 

・ホウ酸系の天然鉱物由来のもの

ホウ素が主成分で元素記号は「B」、元素番号5番の、自然界にもともと存在する鉱物です。

揮発性がなく、分解もしないので、理論上は半永久的に効果が持続します。

食塩と同等の毒性なので人体への影響はありませんが、腎臓のないシロアリには非常に効果的です。

なんと、アメリカカンザイシロアリにも効果を発揮します。

ただし、水に溶けやすいという特徴があります。

何らかの理由で水の影響をうけた場合は再施工が望ましく、新築工事中の取り扱いにも注意が必要です。

 

 

シロアリ対策で気を付けたいポイント

ポイントその1 乾燥状態をキープする。湿った木材に注意!

シロアリは、水分を含んでやわらかくなった木材を好みます。

防蟻剤を使用する以外にも、構造体をはじめとした木材を、できるだけ乾燥した状態に保つことが重要です。

さらに、ヒノキやヒバなど、シロアリ被害を受けにくい木材を土台に選ぶことも効果的です。

また、建物本体だけでなく、家の周りに木片などを放置しないことも大切です。

 

 

ポイントその2 自然の風を利用したシロアリ対策

床下断熱の場合は、基礎パッキンを使うことで床下(基礎部分)に風を取り込むことができます。

これは、皮膚が薄く風を嫌うシロアリの特性を活かした対策のひとつです。

防蟻剤だけに頼らない方法なので、床下の通風が確保されれば、長期的な安心につながります。

 

 

ポイントその3 基礎断熱の場合、防蟻剤はホウ酸系のものを選ぶ

床下断熱の場合は、シロアリは基本的に蟻道をつくりながら侵入してくるため、発見は比較的容易です。

目視点検をすることで、ほぼほぼ発見することができます。

一方で、注意が必要なのが基礎断熱の場合です。
基礎断熱は、目視でシロアリを発見することが難しい構造になっています。

コンクリートを乗り越えてきた例もあり、そこから先は断熱材とコンクリートの間をするすると進んでくるため、発見は容易ではありません。

そのため、基礎断熱の場合は、特に注意してシロアリ対策をすることが重要です。

 

では、基礎断熱の場合おススメの防蟻剤は何かというと、ホウ酸系のものです。

床下空間は室内とつながっているため、人体への影響が少なく、長時間効果を発揮するものが望ましいです。

 

 

カクニシビルダーでは、さまざまな工夫がつまった家づくりが、快適な暮らしや満足できる住まいにつながると考えています。

シロアリ対策も、数ある工夫のなかの一つです。

 

 

カクニシビルダーでは、「設計デザイン」「性能(耐震制震・気密断熱)」「施工技術」「コスト」「安心」と、全体のバランスを大切にしています。

まずは気になることから、お気軽にご相談ください。

 

 

株式会社カクニシビルダー 山岡 聖史

 

 

 

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