ウッドデッキの種類について
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皆様こんにちは。
品質管理部の髙山です。
ウッドデッキの材質について
ウッドデッキの材質は、大きく分類すると【天然木素材】と【人口木素材】の2つに分かれます。
【天然木素材】:無垢材ともいい、木を切り出した木材の素材
【人口木素材】:再生木材(木材の粉とプラスチックを混ぜて固めたもの)、樹脂木材(樹脂と木材を混ぜて形成したもの、樹脂のみを原料としているもの)
どちらが良いか、結論からお話しますと、費用面を重視した場合、樹種にもよりますが 【天然木素材】 の方が安価な場合が多く、耐久性や耐水性を重視した場合は【人口木素材】の方が良いと考えられています。
次に更に細分化していきます。
天然木素材
【天然木素材】には「ハードウッド」と「ソフトウッド」の2種類があります。
「ハードウッド」
ハードウッド(広葉樹)は木の細胞と空気の隙間が狭く、密度の高い断面の為、重くて硬い材質で耐久性があり、雨や虫による腐食にも強い特性があります。
その為、傷がつきやすい場所や屋外など水に濡れる場所で使用されることが多く、ウッドデッキに最適な材質です。
ソフトウッドと比べると、腐食や虫の被害が少なく、耐久性が高いのが特徴です。
加工しにくく価格が高いなどのデメリットはありますが、木材の種類によって特徴は異なります。
・セランガンバツ
国内の公共建物をはじめ、ヨーロッパのホテルなど世界各地で愛用されているハードウッド材。
対尾急性、虫への強さは一級品
・ウリン
世界最強との呼び声も高い抜群の耐久性。
他の追随を許さない美しい木肌が特徴で、多くの公共工事での使用実績があります。
・イペ
耐久性、安定性、木目の美しさなど、総合的に高い性能と信頼性を誇り、欠点の少ない人気のデッキ材です。
「ソフトウッド」
ソフトウッド(針葉樹)はハードウッドに比べて、木の細胞と空気の隙間が広いため、軽くて柔らかい材質で、木の繊維が同じ方向に流れているという性質があります。
軽くて柔らかい為、加工がしやすいです。
ハードウッドを加工する時は電動ノコギリが必要になりますが、ソフトウッドの場合は手ノコ(通常のノコギリ)だけでも加工が可能。
その為、ソフトウッド(針葉樹)の代表的な木材である杉や檜は、住宅建材や家具など幅広く使用されています。
供給量が多いことから安価ですが、衝撃に弱く、水分を吸収して腐りやすいというデメリットがあります。
腐ってしまうとシロアリの被害にもあいやすくなるので、防虫や防腐塗装などの対策が必要。
塗装は定期的に行わなければならず、メンテナンスが大変なのもソフトウッドのデメリットです。
【輸入材】
・サイプレス
オーストラリアが産地。
低価格でありながら対中性に優れている。
加工もしやすくシロアリにも強い人気の木材
・ウエスタンレッドシダー(米杉)
赤みのある色合いで、加工しやすく耐久性に優れている。
・SPF(2×4材)
DIYでよく使用される木材。ホームセンターなどに打っていて手軽に入手できるが耐久性は劣る。
【国産材】
・カラマツ
ソフトウッドのなかでは固い木材のため耐久性に優れる。水にも強く腐りにくい。硬さゆえ加工がやや難しい。
・ヒノキ
水湿に強く、安定した強度がある。加工もしやすい。
ウエスタンレッドシダーにも劣らない耐久性。
・スギ
安価で加工しやすいが、柔らかい木材なので、ウッドデッキには不向き
人口木素材
自然の木に似せて、プラスチック系の材料とおがくず(木の粉)を混ぜ合わせて作られたものです。
最近は木目や色合いなど、天然木に引けを取らない見た目のものが多くあります。
特徴
・プラスチック系材料とおがくずを混ぜ合わせて作られている為、シロアリなどの害虫が付かず丈夫で長持ち。
・カラーバリエーションも豊富で自身のお庭にあった色を選べる。
・デメリットは、劣化による色の変化が楽しめない点や直射日光が長時間当たると熱くなる点があげられる。
夏場の直射日光を浴び続けた樹脂ウッドデッキは、表面に熱がこもり、素足で歩けないほど熱くなることがあります。
火傷の危険がある為、子どもやペットを遊ばせる時には特に注意が必要です。
(最近では温度上昇を抑える工夫が施された樹脂タイプもある)
いかがでしたでしょうか?
最後までご覧くださりありがとうございました。

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