blog

【外構工事】アプローチの考え方

 

みなさま、こんにちは。

カクニシビルダー品質管理部の岡田です。

 

 

今回私の方では、
外構工事のアプローチの考え方

についてお話させていただきます。

 

 

 

 

外構において、『アプローチ』とは門から玄関までの道のりのことを指します。

 

主な要素はポスト、表札、門扉、敷材、植栽、ライトなどです。

 

住まいの第一印象を変える、外構デザインにおいて非常に大切な部分です。

ポストや玄関につながる部分なので、防犯性能もデザインに大きく変わります。

 

 

失敗例

動線が悪い

門から玄関までの動線はよくても、駐車場や駐輪場からの動線まではよく考えられていないケースも少なくありません。

 

駐車場から玄関までの動線が悪いと、下記のように不便さを感じます。

 

  • いったん道路に出て外構アプローチを通らなければいけない
  • 雨天時に濡れる
  • 重い荷物を運ぶのが不便

 

門から玄関までのルートだけでなく、駐車場や駐輪場からの動線にも配慮が必要です。

 

 

使い勝手が悪い

デザイン性を重視した結果、使い勝手がいまいちという事例もよく聞かれます。

 

具体的には下記のような失敗例があげられます。

 

  • 水はけが悪く、水が溜まりやすい
  • コケなどの汚れがすぐにつく
  • 黒いタイルで泥跳ねが目立つ
  • ガーデニングを取り入れたものの手入れできず放置状態になった
  • 雑草対策が不十分で、雑草が生えてしまう

 

玄関の向きや日当たり、使う素材や色によっても汚れやすさは変わります。

実際の生活をイメージしたうえで、メンテナンスや掃除が楽になる設計にすることが大切です。

 

 

安全面に問題がある

家族が毎日行き来する外構アプローチには、安全面にも十分配慮する必要があります。

 

安全面では下記のような失敗例があげられます。

 

  • アプローチに使用したタイルが濡れると滑りやすい素材
  • 高齢者にとって段差が不便
  • 日が落ちると真っ暗で足元が見えない

 

雨に濡れると滑りやすいタイルは非常に危険です。

家族に高齢者がいる場合は、階段などの段差は転倒につながるリスクになります。

 

また、照明が不十分だと夜に足元が見えず歩きにくいので、外構アプローチを設計する際はどのように照明を配置するかもよく考えておく必要があります。

 

 

防犯性が低い

外構アプローチは防犯面にも関わる要素です。

デザイン性ばかりを重視してバランスを間違えると、不審者が隠れやすくなり侵入しやすくなってしまいます。

 

防犯性では下記のような失敗例があげられます。

 

  • 塀や門扉をつけなかった=不審者が入りやすい
  • 植栽が多すぎて見通しが悪い=不審者が隠れやすい
  • 夜間に住宅の周りが思った以上に暗くなる=不審者に気づきにくい

 

防犯性を高めるには、ほどよく見通しのよい明るい空間を作るのがポイントです。

 

 

 

Point

スムーズな動線を考える

  • 門から玄関
  • 駐車場から玄関
  • 駐輪場から玄関

防犯面とのバランスも重要です。

家族のプライバシーは守りつつも、無駄な死角を作らない設計が必要です。

 

 

塀や門扉はあった方が安心

塀や門扉は予算の都合上削る人も多いですが、防犯やプライバシー対策としてもつけた方が安心です。

塀や門を取り付けておくことで、子どもの急な飛び出しを防ぐこともできます。

 

住みはじめてから塀を設置する場合は、目隠し用のフェンスがおすすめです。

 

塀や門扉に予算がかけられないという場合は、門柱を設置インターフォンや郵便受け、照明といったパーツがつけられるため、防犯面で役に立ちます。

 

 

階段よりもスロープ

アプローチから玄関にかかる階段も、高齢者にとっては大きな障害となってしまいます。

段差でのつまずきや転倒の可能性も考えると、門から玄関からの導線は階段よりもスロープがおすすめです。

将来、足が不自由になって車椅子が必要になったとしても、スロープを作っておけばスムーズに移動ができます。

ただし、敷地面積の問題でスロープの設置が難しい場合もあるため、業者との入念な打ち合わせが必要です。

 

 

水はけ対策は万全に

水はけ対策が不十分だと水が溜まりやすく、コケやカビなどの汚れの発生につながります。

勾配をつける、下地に砂利を敷いて水はけがよくなるようにする、といった対策は忘れずに行いましょう。

 

使用する建材を水はけのよいものにするという方法も有効です。

 

はめ込み式のタイルは、タイルと枠材に隙間があるため水はけがいいというメリットがあります。

 

 

外構アプローチには滑りにくい材質を選ぶ

コンクリートや天然石などは、水に濡れると滑りやすいため危険です。

外構アプローチに使用する素材は、雨で濡れても滑りにくい材質のものを選ぶ方が良いです。

 

カタログをチェックして、表面がノンスリップ加工されたものを選ぶと安心です。

 

打ちっぱなしのコンクリートにする場合は、表面を荒く加工することで滑りにくい仕上げにもできます。

 

 

誘導灯やセンサー付き照明で明るく

足元を照らす照明や玄関までの誘導灯は、安全面だけでなく、防犯面でも重要です。

外構アプローチには、人が通ったことを感知するセンサー付きの照明を設置すると良いです。

不審者が近づいた場合にも点灯するので、防犯性を高められます。

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

カクニシビルダーでは、細部にわたりお客様の暮らしを考えたご提案をいたします。

ぜひ一度ショールームや展示場へご来場ください。

 

 

 

カクニシビルダーの店舗・展示場

カクニシビルダーではスタジオ・展示場・ショールームにてお客様をご案内させて頂いております。
カクニシビルダーのデザインポリシーを実際に体感してみませんか?

ARCHITECT DESIGN COLLECTION

デザイン事例集を無料でプレゼント

カクニシビルダーが建てたオンリーワンの家をまとめたデザイン事例集です。間取りや面積なども加えホームページより詳しくカクニシビルダーのことを知ることができます。デザイン事例集をお求めの方はカクニシビルダー資料セットをご請求ください。