宇都宮にあった避暑地
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こんにちは。
設計室の伊澤です。
夏の暑い毎日が続きます、皆様お元気でお過ごしでしょうか。
こんな暑い日の休日は、映画館で過ごすなんてことも良いですね。
少し前に見たトップガンマーヴェリックは面白かったですね。
最初のトップガンも好きな作品の一つで何回も見ましたけど、その話の内容と繋がっていて、なんといっても戦闘シーンとかのスピード感はワクワクさえしてたまらない作品です。
なんか話がそれてしまいました(笑)
夏の暑さでした。
そんな夏の暑いときに涼をとれる場所が、宇都宮市にあります。
ご存じの方も多いと思いますが、宇都宮の西に位置します大谷町にある大谷資料館です。
こちらは古く7世紀頃から使用されていた、加工がしやすい大谷石の採掘場で、現在は資料館として見学ができるようになっております。
大谷石はその昔、古墳の石室に使われたり、お寺の礎石や羽目石に使用されたりして、確か昔の小学校の校舎も大谷石の基礎の上に木造で建てられておりました。
市内の住宅でも、塀や蔵などにも多く使われていましたね。
世界的に有名なアメリカの建築家 フランク・ロイド・ライト氏が設計を手掛けた帝国ホテルにも採用されています。
その帝国ホテルは現在、愛知県の明治村に玄関部分のみ移築されて残っており見学できるようになっていて、何年か前に見ましたが、外観は私の大好物の美しいシンメトリーで、中は大谷石とレンガがいい感じに調和していてとても素敵な空間でしたよ。
さて、その見学できる採掘場は、1919年~1986年の約70年間掘り出された地下空間で、広さは140m×150mにおよび野球場が1つ入ってしまう大きさです。
資料館に向かう道はこんな感じです。
途中にはこんな景色も伺えます。
資料館に近づいてくると空気が変わります。
出かけた日も確か30度を超える気温だったのですが、何やらひんやりした空気が流れてきて涼しくなります。
後で分かるのですが、採掘した石を取り出した大きな穴が所々ありそこから冷気が流れてきます。
ホームページを開くと本日の館内気温が出ていてなんと12°Cという数字です。
坑内の年間平均気温は8°C前後だそうで、戦後政府米の貯蔵庫としても利用されていたそうです。
大谷石が敷き詰められた入口で入場料800円を払って中に入ります。
降りていく階段です。
中に入るとこんな幻想定な空間が広がってきます。
昔はこんな感じで採掘してたのでしょうね。
先程話しました冷気が流れ出ている所です。
華道家の假屋崎省吾さんの作品もあったりなんかして。
最近では、コンサートが行われたり、演劇場や美術展、教会として使用されたり、写真や映画のスタジオとしても利用されているそうです。
大谷石はカクニシビルダーでも室内の壁に部分的に貼ったりしていて、室内ですと風化もしませんので何時までたっても青々としていて良い感じですよ。
束の間でしたが、涼しい、いや、もはや寒いひと時を過ごすことが出来ました。
行かれたことがない方、暑い時期に一度訪れてみてはいかがでしょうか?
後どんなに暑い日でも上着は必需品ですのでお忘れにならないように。
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